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ニュージーランド [ New Zealand ]

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ニュージーランド / クライストチャーチにて発生した地震の影響について

掲載日時:2010年09月06日

情報提供:株式会社アイディツアーズ サウスパシフィック

既にTVや新聞等でも報道されております通り、先週土曜日、クライストチャーチにて地震が発生いたしました。 同地震に関する現地からの情報を以下にお知らせいたします。

■ 状況
2010年9月04日(土) 午前04:35、ニュージーランド南島にあるクライストチャーチにて地震が発生いたしました。 震源地はクライストチャーチの西 40kmで、マグニチュードは7.1を記録。この地震による死者は無く(0名)、ケガ人が2名発生したのみでした。(何れも地元の人)

クライストチャーチ市内中心部では、古い建物の壁が一部崩壊、一部の道路陥没などの被害が発生いたしました。現在はクライストチャーチのほとんどで、電気・水道などは復旧しておりますが、土〜日曜日は市内中心部への立ち入り禁止の規制がかかり、現在も一部道路は通行止めとなっています。
また現在、市内の学校や公共施設は、閉鎖されております。

■ ホテル
地震発生から土曜日の夕方までは、停電の影響からオペレーションシステムやエレベーターが稼動しておりませんでしたが、電気・水道の復旧と同時に、土曜日の夕方からは、ほとんどのホテルが営業を開始している中、ガラスが割れたり部屋の壁にひびが入るなど、細かい被害報告も入っています。
実際「クラウンプラザ」のエレベーターは3台中1台のみが稼動、また「コプソーンセントラル」では4台中2台のみが稼動するなど、通常通りのオペレーションには、今しばらく時間がかかりそうな状況です。

尚、現在、市内中心部に立ち寄ろうとすると、交通規制を行っている警備員に呼び止められるため、宿泊客・ガイド・ドライバーなどは、市内中心部に立ち寄る理由を警備員に説明し、ホテルにアクセスしているといった状況です。
また「水道水の飲用は差し控えるように」とした注意が発出されており、ホテルでは3分以上沸騰しての利用をすすめるなどの対応をとっております。中にはミネラルウォーターを無料配布しているホテルもあります。

■ 空港
現在、通常通り営業しております。

■ 道路
現在、ほとんどのホテルで、ホテル前まで車両の立ち入りは可能ですが、建物が多く崩壊したマンチェスターストリートは、現在も通行止めとなっています。
よってマンチェスター・ストリート近くに建つ「グランドチャンセラー」、「ホリデーイン・シティーセンター」へは、各ホテル近くまで車でのアクセスは難しく、離れた場所に駐車し、ホテルまでは徒歩でのアクセスとなります。
実際、この土〜日曜に市内を歩いていると警察に呼び止められ、ホテルに連絡しスタッフに迎えに来てもらうということもあったようです。
尚、現地のツアー会社 Great Sightsでは、この週末のオプショナルツアーでは、ツアー申込者が宿泊する市内ホテルまでの送迎が出来ない事から、タウンホール発着で対応している模様です。

■ 市内観光箇所
大聖堂広場や大聖堂などは、外観から見る限り被害はないようですが、この土〜日曜は中に入れませんでした。
一方、代表的な観光箇所「モナベイル」の本館に被害は出ていない模様ですが、裏門の建物が崩壊しているため、モナベイルの敷地内に車で入ることは出来ません。但し、徒歩での庭園への入場は可能です。

■ レストラン・土産物屋
この週末は、原則、市内への立ち入りが禁止されていたため、レストランや土産物店は営業しておりませんでした。
尚、「Oxford on Avon」や中華レストラン「lins」などは、月曜より営業を再開する旨の連絡が入っております。一方「OK giftショップ」は、現在のところ営業を休止しております。
タカへは、現在、レストランの営業を行っておりませんが、外観は被害を受けた様子はなく、展望台までは通常通り行く事ができます。

■ オプショナルツアー
「Tranz Apline Tour」は、9月08日(水)までツアー催行中止の連絡を受けています。


以上が、現地時間 2010年9月06日(月) 午前 10:00現在、クライストチャーチオフィスより報告を受けている内容です。
尚、観光箇所の営業状況など、現地の状況については、今後も随時変わる可能性もありますので、くれぐれもご注意下さい。