ガラパゴスご案内
ガラパゴス諸島はどこにあるの?
ガラパゴス諸島は、南アメリカの赤道直下にある、エクアドル共和国に属する国立公園です。エクアドル政府は1959年に、ガラパゴス諸島の総面積7800km2の内95%以上を国立公園に指定しました。
ガラパゴス諸島へのアクセスは?
エクアドル共和国の空の玄関はアンデス山中にある首都キトと太平洋に面した商業貿易都市グアヤキルの2大都市にあります。スケジュールに余裕があれば、観光の見所が多いキト市の滞在をお勧め致します。スペイン統治時代の面影を残すキト旧市街は、全域がユネスコにより世界の文化遺産に指定されていて、当時を彷彿させます。キト郊外の赤道碑も観光名所の一つです。
ガラパゴス諸島にはバルトラ島とサンクリストバル島の2つの島に空港があります。ガラパゴスのそれぞれの空港へ向けて、毎日午前中に一便ずつ、キトとグアヤキルからジェット機が飛んでいます。ガラパゴス諸島は、グアヤキルから約1000kmほど西に離れた太平洋上にあり、1時間30分程の飛行時間で、ガラパゴス諸島に到着します。
日本からエクアドルに行くルートはアメリカ経由が一般的です。マイアミ、ニューヨーク、ヒューストンの各都市からは、エクアドルへ向けて毎日直行便が運航されています。ヒューストン、ニューヨーク又はマイアミからのフライトに、日本から同日に乗り継ぐ日程も、航空便のスケジュールよっては成立させる事もできます。但し、長時間のフライトになりますので、行程に余裕があれば、経由地で一泊される方が、お身体への負担を軽減できます。
ガラパゴス諸島はどんなところ?
ガラパゴス諸島は、エクアドル共和国に属し1959年に指定された国立公園です。エクアドル政府は、諸島の総面積7800km2の内95%以上を国立公園に指定しました。エクアドル政府の環境保全努力に報いるかのように、1978年にはユネスコ(UNESCO)が世界で最初に自然の部の世界遺産(World Heritage Site - Nature)にガラパゴス諸島を指定しました。 その後、1984年にはこの諸島の陸地部分が生物圏保護区(Biosphere Reserve)として国際的に認知されることになりました。現在では、年間来訪者数を6万5千人に定めた管理を制度化し、手厚く自然の保護並びに管理をしています。
ガラパゴス諸島は南米大陸から西に約1000kmの太平洋上に点在する大小の島々で、各島々に固有の生物達が独自の進化を続けながら、今なお生き続けています。
ガラパゴス諸島の中で一番大きなイサベラ島の面積は4588k屬如沖縄県のほぼ2倍の面積があります。大小の島々は、東西に約300km、南北に約200kmの広い太平洋上に点在し、現在では53地区が来訪者の受け入れ地区に指定されています。諸島内には、国立公園の指定から除外された地区が5地区あり、2万人ほどの人口があります。
ガラパゴスの魅力は?
ガラパゴスの魅力は,大海原に浮かぶ島々の大自然と、そこに生息する自然生物です。人を恐れる事のない生き物達のワンダーランドに興味は尽きません。
ガラパゴス諸島の名前の由来になったガラパゴスゾウガメは、同じ種でありながら甲羅の形が島々によって異なります。 鳥達は、お互いに交わることなくそれぞれの島々で固有に進化しました。ウミイグアナは、は虫類でありながら海に潜ってエサを食べます。
赤道直下のガラパゴスにペンギンが生息したり、飛ぶことを放棄した為に羽が退化したコバネウ、足の青いアオアシカツオドリ等々。ガラパゴスでは、植物もまた島々で異なった固有の進化を続けています。ダーウィンと同じように、ガラパゴスは訪れる人々が進化の不思議を体験できる魅力に溢れています。
旅行はどういう方法で?
ガラパゴス諸島のほとんどの島々が国際保護の管理下にあるので、自由に上陸する事はできません。もっとも、大部分の島々が無人島なので、各島々を巡る定期的な交通の便も当然ありません。さらに、本土からの国内線には、ガラパゴス諸島における滞在先が定まっていないと搭乗できない仕組みになっています。
ガラパゴス諸島への旅行を計画する際には、予め認可を受けたプログラムに参加するか、クルーズ船をチャーターしてスケジュールの認可を申請する事になります。
ガラパゴスには、日本語ガイドがいませんので、公用語の英語かスペイン語の理解が若干必要になります。
島々への上陸には、ナチュラリスト(免許のあるガイド)に同行する事が定められています。一人のナチュラリストは最大18名を案内する事ができます。彼らは、生物の基礎知識を身につけているので、来訪者の知的欲求を満たしてくれると同時に、来訪者が自然を破壊しないように監視する役目も勤めています。
ガラパゴス諸島の上陸には、ルールがいくつか定められています。プログラムに参加すると、必ず配布される「ガラパゴス諸島自然保護のためのルール」に記された内容をよく理解して戴き、守らなければなりません。ルールをお守りいただけない方は、極端な場合には公海上の責任者である船長権限により上陸を拒否される事もございます。
ガラパゴスのベストシーズンは?
ガラパゴスの気候は、赤道直下にありながら、想像以上に気温がさほど高くない事に驚かされます。年間の平均気温は、1月から3月頃が28度位で最も高い時期に当たり、7月から9月頃には平均気温が23度位になり、赤道直下にいる事すら忘れてしまうくらいです。但し、日中の気温は高く、日差しもさすがに強いので、日焼けには注意が必要です。(注:エルニーニョ現象による異変もございます)
大別すると、5月~12月が乾期、12月から5月が雨期に分けられます。雨期には、植物が青々と葉を茂らせますが、乾期には枯れたように見えます。生物の繁殖期は種類により異なりますが、3月から7月頃に集中して多く見られ、繁殖期の後半になると、ヒナも多く見られます。
旅行のタイミングを、ガラパゴスの自然の変化に照らし合わせて計画する事ができれば、楽しみも増します。
観光のピークは、世界中からお客様が訪れる夏休み(7月~9月)・冬休み(12月~1月)のシーズンで、続いて2月から3月のカーニバル時期にも混み合います。
プログラムの内容は?
ガラパゴス諸島内には、クルーズ船に寝泊まりしながら島々を巡るプログラムや、ホテルに宿泊しながら、日中はクルーズを楽しむプログラムなど、バラエティーに富んだコースが一年中運航されています。プログラムは、3泊、4泊、7泊の3種類が一般的で、各クルーズ船毎に上陸地点の異なるプログラムが許認可の下に運行されています。クルーズ船には、最大100人乗りから、10人乗り前後のヨットまで各種あります。
大型クルーズ船は、ホテルの様に居住性も良く、クルーズを楽しみながら短時間に広い海域を見学する事ができます。世界中から集まるお客様との交流もできて、クルーズ中に社交を楽しめるのも大型船の魅力の一つです。
20人乗り以下の小さなヨットクラスのクルーズ船は、家族的にクルーズが楽しめるので、グループ旅行や、グループ単位のチャーターに適しています。
ホテルとデイクルーズの組み合わせプログラムは、毎日同じ港に戻るので広範囲の見学はできませんが、ホテルに泊まる方が好ましい方にはお勧めです。太平洋のまっただ中にある孤島のホテルで宿泊する事は、貴重な体験になる事でしょう。
各プログラムの上陸ポイントは、1年間変わることなく毎週定期的に運航されます。ガラゴスの最も魅力的な事は、各島々で異なる生 物相を見る事なので、プログラムを選ぶ際には、ガラパゴスを訪問する目的や希望をスケジュール上陸地と照らし合わせて、見たい生物がいる島か否かといった、目的に合ったプログラムの選択をお勧め致します。
プログラムのスケジュールは?
ガラパゴスのプログラムは、乗船期間中の毎日のスケジュールがプログラム化されています。通常、午前中と午後に一ヶ所ずつ各島々に上陸して、ナチュラリストの案内(基本言語は英語)により見学をします。一人のナチュラリストが最大18名を受け持ち、島の中では各班毎に行動します。
上陸するポイントにより、内陸部の見学だけではなく、海水浴が同時に楽しめるプログラムもあります。島によっては、泳いでいるとアシカが寄ってきたり、ウミイグアナやペンギンが泳ぐ姿に出会うハプニングもあり、一段と楽しみを増します。クルーズ船には、シュノーケリング用にフィンやシュノーケルの装備もあり貸し出していますが、数に限りがあるので予めコース内容を確認して持参されると、なお便利です。
プログラム中の食事は全食付きで、シェフが腕を振るって毎食楽しませてくれます。
詳しくはOTOA事務局までお問い合わせ下さい。
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