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旧ソ連の古都の魅力

ロシア文化発祥の地とされるウクライナ。
この国は肥沃な土壌に恵まれており、ヨーロッパの穀倉地帯としても有名です。
１９９１年末にはソビエト連邦解体と同時に独立し、独自通貨を発行したり、各国に大使館を設置するなど、一国家としての地位を着々と確立しています。

ロシア同様夏が短く、冬は長く寒いというイメージを持たれがちですが、実際にはロシアより南にあるため、比較的温暖で日本の気候と大差はなく、冬でも氷点下以下になることはまれです。

首都キエフの歴史は古く、町の原型は６世紀頃につくられたと言われています。
その後、周辺の遊牧民の支配下にあったこの地を、ノヴゴロド（ロシアの原型といわれる）のイーゴリが征服、勢力を伸ばし、東スラブ最初の統一国家キエフ公国を建国しました。公国衰退後はさまざまな異民族の支配下に長い間置かれましたが、ソ連時代にはモスクワ、サンクトペテルブルグに次ぐ第三の都市でありました。
現在は日本の古都、京都と姉妹都市でもあります。

その他の都市では、映画「軍艦・ポチョムキン」の舞台になった黒海沿岸のオデッサ、ロシア人のリゾート地としても人気のあるクリミア半島のヤルタ、クリミア戦争の激戦地であり、トルストイの「セヴァストーポリ物語」でも知られているセヴァストーポリ、ロシア帝国に併合されるまでクリミア・ハーン国の首都であったバフチサライなども観光地としての魅力に溢れています。

今回紹介するのはウクライナのほんの一部であり、まだまだ紹介しきれない観光スポットがたくさんあります。
日本人にとってウクライナはまだ馴染みが薄く、遠い国というイメージですが、今後はロシアに続く新しいディスティネーションとして大いに注目されるはずです。是非、この国を訪れ、ロシアとまた一味違う魅力や感動を味わってください。旧ソ連の古都の魅力に心動かされる旅になることをお約束します。