街の中心には黒海に向かって流れるドニエプル川。
この川は昔、土着の宗教をギリシャ正教に強制的に改宗された人々が、涙を流しながら集団洗礼を受けた川です。

市内の最大の見所、ユネスコ世界遺産である「ペチェルスカヤ大修道院」。
修道院内には、イタリアのカタコンベの様な地下墓地があり、１００体近くのミイラが安置されています。

サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館やエカテリーナ宮殿の設計をしたイタリア人建築家 ラストレッリの手による「聖アンドレイ教会」。

情緒ある石畳の坂の上にたたずむように建っており、教会の前から古い街並みが続くアンドレイ坂と共に、キエフの中でも一番古都の風情を感じられる場所でしょう。
坂には民芸品などを売る露店が軒を連ね、いつも賑わっています。

キエフ公国の最盛期に君臨したヤロスラフ賢公によって、市街を取り囲む城壁の正門として作られた「黄金の門」、遊牧民ペチェネーグ人に対するヤロスラフ賢公の勝利を記念して建てられた、キエフ最古の教会「ソフィア大聖堂」なども有名な観光スポット。

またキエフでは、毎年５月の最終土曜日に「キエフの日」という芸術祭があり、メインストリートや広場、公園などに民族衣装をまとった人々が溢れ、子供や女性達が歌ったり踊ったり、老紳士が民族楽器バンドゥーラを奏でたりと、様々なパフォーマンスが繰り広げられます。