日本でも大人気のアニメ 「天空の城 ラピュタ」のモデルになったとも言われている「パロネラパーク」をご紹介いたします。
パロネラパークは、ケアンズから南に約１時間半の場所にあります。道中は広大なサトウキビ畑が広がり、オーストラリアの素朴な田舎の風景をご覧いただけます。

パロネラパークはスペイン移民であるホセ・パロネラとその家族の手によって１９３５年、６年の歳月をかけて造られました。
子供の頃からの夢である「自分のお城を持ちたい」という夢を叶えるため、オーストラリアへ渡りサトウキビ農園で働いた後、実業家として成功を収め、広大な未開の土地を購入しました。設計の専門知識を持たず、設計図も無いところから作り上げたお城は、決して大きなものではありませんが、人手や技術がままならない中、鉄筋の代わりに線路を使って柱を立て、手でセメントを壁に塗り、幾度の洪水の被害に遭いながらも、夢をあきらめなかったホセ・パロネラとパークの歴史は、アニメを見た事が無い方も感動する事でしょう。

昔から一般へ憩いの場として開放されていたパロネラパークは、度重なるサイクロンや火災に見舞われ、一時は廃墟同然になっておりましたが、現在はホセの夢に感銘を受けたマーク＆ジュディ夫妻によって保存されています。
尚、ここパロネラパークは、クィーンズランド州重要文化財に指定されている他、数々の賞を受賞しています。
　* ２００３年: クィーンズランドツーリズム賞 ツーリズム文化遺産部門受賞
　* ２００４年: エコツーリズム認定
　* ２００５年: ケアンズリージョンエクスポート賞 ツーリズム部門受賞、他多数

この他、天空の城ラピュタの「飛行石」のモデルとなったと言われている「土ボタル」は、近郊にある世界最古の自然遺産に登録されたウールヌーラン国立公園内にある「マンガリーフォールズ」でご覧いただけます。

アニメをご覧いただいた方はもちろん、そうでない方も十分にお楽しみいただける「パロネラパーク」にどうぞお越し下さい。