２０１１年２月０７日、１年中カーニバルを体験出来るカーニバルのテーマパーク「シダーデ・デ・サンバ」(Cidade de Samba)にて火災が発生いたしました。
ここには、リオのカーニバルで使用する山車や衣装等が保管されておりましたが、いずれも燃えやすい素材で出来ていたことから、火は一気に燃え広がったようです。
尚、この火事の原因は「漏電」と見られています。

■ 被害状況
* 被害チーム名: Portela
　山車の消失: ０台 / 衣装の焼失: ２,３００着
* 被害チーム名: Grande Rio
　山車の消失: ８台 / 衣装の焼失: ２,３００着
* 被害チーム名: Uniao da Ilha
　山車の消失: １台 / 衣装の焼失: ２,３００着

今回被害に遭った上記３チームに関しては、今年のカーニバルの審査対象から外れ、また今年のスペシャルチームからＡチームへの降格もされないと、現地では報道されています。
既にカーニバルまでは時間も余りありませんが、各チームとも総動員で被害チームへの支援や協力を申し出ており、今年のカーニバルは、今まで以上に逆に内容の濃いパレードになると見られています。


※リオのカーニバル
　開催期間: ２０１１年３月０５日(土)〜０８日(火)
　詳細: URL　http://www.rio-carnival.net/samba_parade/samba_parade_2011.php (英語)

※カーニバルについて
〔由来〕
カーニバルそのものは本来「謝肉祭」の意味を持つ宗教的な儀式であり、イースター(イエス・キリストの復活祭)までの４０日間を禁欲生活の期間とし、その期間が始まる前の４日間を開放的なお祭りとしたのが、カーニバルの由来とされています。

〔ルール〕
GRUPO ESPECIAL(スペシャル・グループ)と呼ばれるＡグループと、Ｂグループ、Ｃグループの３グループに分けられ、パレードコンテストの順位により下位チームと下のグループの上位２チームが毎年入れ替わる規則になっています。

〔パレードの規模〕
ブロッコ・エスペシアル(Aグループ)は１チームが　平均　３〜４,０００人という大人数でのパレードで、列の中央で山車に乗って演奏する楽団の前後を「バテリスタ」と呼ばれる２００名以上の打楽器部隊による強烈なサンバのリズムは、さながら地響きのように会場内に響きわたります。

〔ハイライト〕
リオのカーニバルの一番のハイライトは日曜日と月曜日の夜、２日間に分けて行われるブロッコ・エスパシアル 計１２チームのパレードコンテストです。
パレードは通常夜 ２１:００にスタートし、翌朝 ０５:００近くまで夜を徹して行われます。