モスクワから飛行機で１時間３０分のところにある、タタルスタン共和国の首都「カザン」。
ロシアの経済特区であるタタルスタン共和国は、新しい観光名所としていま最も注目を浴びている都市でもあり、そしてもの凄いスピードで経済発展している国です。
街の中心を流れるカザン川を挟んで、東と西に分かれてイスラム教会とロシア正教会が混在しているのがこの街の特徴で、ロシアの国の中でも珍しい街並みです。
そして、レーニンとトルストイはカザンの大学で文学を学び、スターリンの息子 ワシリーはモスクワから流刑されて、没した場所としての歴史もあります。

また、重工業、化学、石油などの産業が豊なので、ホテルや道路のインフラも他の地方都市より進んでいますし、この冬の時期でも、ホテルでは毎日のように見本市や展示会で、全世界からビジネスマンが訪れていて賑わっています。

街の中心には１６世紀にイワン雷帝が造ったクレムリンがあり、その城壁の中には、イスラム教徒とロシア教徒が２人で設計した教会もあります。
そんな他民族で造られた国は小さいながらも魅力満点です。是非、一度は訪れてみてください。