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ロシア サンクトペテルブルグ / 穴場的観光スポット、木造教会「ポクロフスキー教会」

掲載日時:2011年07月15日

情報提供:株式会社プロコ・エアサービス

今回、誰もが知っているサンクトペテルブルグの代表的な観光名所ではなく、市内からは1時間ほどの近い場所にありながら、地元のガイドさんにもあまり知られていないとっておき穴場スポット「ポクロフスキー教会」(野外木造建築博物館)をご紹介いたします。

サンクトペテルブルグの郊外、カレリア地方のオネガ湖に浮かぶ「キジ島」には、釘を使用していない木造建築としても知られる「プレオブラジェンスカヤ教会」の他、ロシア全土から移築された様々な木造建築が世界遺産として認定され、現在は島全体が景観保護区となっています。
この島への一般的なアクセスは、サンクトペテルブルグから最寄の町 ペトロザヴォーツク(Petrozavodsk)まで列車で7〜9時間(通常は夜行列車を利用)、その後、水中翼船で約1時間と、郊外とはいうものの行きづらい場所にあります。
また建物自体が崩壊の危機にあることから、近い将来、旅行者が気軽に訪れることが出来なくなる可能性もはらんでいます。
このような状況にある歴史的建造物を後世に残して行くため、ロシアでは
 (1) 現存するものを修復・保存する方法
 (2) 材料や建築技術を再現し、その秘法を伝授していく方法
の2通りの保存方法を採用しています。

このキジ島の「プレオブラジェンスカヤ教会」を上記(2)の方法で再現して建てられたのが、今回ご紹介するサンクトペテルブルグ近郊の「ポクロフスキー教会」です。材料や建築技術を再現しているのはもちろん、キジ島の教会と設計者が同じであるが故に、外観から構造までキジ島の教会と大変良く似た作りになっているのもうなずけます。
木造でありながら、陽の光を受けると銀色に輝いて見えるのは、屋根に白柳が使用されているためで、このような工夫が教会のあちこちに施されています。
尚、この教会は、ただの飾り物としての建築物ではなくロシア正教の教会として、今もなお地元の信者に愛されながら利用され続けています。

キジ島まで足を延ばさずとも、釘を使わない建築技術に触れられる絶好の機会です。
まだあまり知られていない観光スポットに、是非訪れてみてはいかがでしょう。


■ ポクロフスキー教会 (野外木造建築博物館)
* 開館時間: 月〜金曜 10:00〜17:00、土〜日曜・祝祭日 09:00〜19:00
* 入館料: 無料
* アクセス:
 サンクトペテルブルグ 地下鉄 3号線 「ロモノソフスカヤ駅」より路線バス
 (バス所要時間: 通常は20〜30分、渋滞した場合は1時間程度)

※プレオブラジェンスカヤ教会(The Preobrazhenskaya Church) / キジ島(Kizhi Island)
 場所: サンクト・ペテルブルグの北東 約350km
 公式サイト: URL http://kizhi.karelia.ru/ (ロシア語、英語)

キジ島のプレオブラジェンスカヤ教会キジ島のプレオブラジェンスカヤ教会

ペトロザボーツクからキジ島へ行く水中翼船ペトロザボーツクからキジ島へ行く水中翼船

ポクロフスキー教会ポクロフスキー教会

ポクロフスキー教会ポクロフスキー教会

ポクロフスキー教会ポクロフスキー教会

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