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ブラジル特集

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTOサンパウロ事務所

" 殺人事件ブラジル全国都市別ランキング

 10月17日付Folha de Sao Paulo紙に同紙の調査結果による殺人事件ブラジル全国都市別ランキングが掲載された。

この調査は、人口に対する殺人事件の発生割合を都市別に順位付けたもので、1997年のデータをもとに、人口20,000人以上の都市(全国人口の80%が居住)を対象に行われた。

 1997年における全国の殺人事件被害者数は、対1979年比で3.61倍の40,472人であった。また、1997年における殺人事件数は、全国平均で人口10万人あたり25.4件であった。

 米国では、この間、人口に対する殺人事件の発生割合が1979年の人口10万人あたり9.9人から、1997の9.4人と低下している。ブラジルは米国の2.7倍(1997年)の発生率ということになる。

 調査結果によれば、全殺人事件の90%は人口20,000人以上の都市で発生している。都市別殺人件発生割合(人口10万人あたり)では、ジアデーマ市(サンパウロ州)の140.4件(人口約700人に対し1件という驚くべき数字)がトップとなっており、また、上位100都市の平均は人口10万人あたり59.1件であった。

 日本人旅行客がよく訪れる都市では、3都市が100位圏内にランクされており、レシーフェ市が18位(人口10万人あたり73.6件)サンパウロ市が56位(人口10万人あたり54.7
件)、リオデジャネイロ市が58位(人口10万人あたり53.7件)であった。

サンパウロ安全情報

 在サンパウロ総領事館から次のような情報があったので充分注意して下さい。

当地の治安情勢は、本年に入って一段と厳しさを増す中、先月来発生している少年院からの集団脱走事件は、さらに治安の悪化に拍車を欠けているところです。

大サンパウロ圏においては、昼夜を問わず市内の至る所で凶悪事件が発生しており、とりわけ強盗事件は、本年上半期において一日あたり435件(去年同期比29.4%増〜日本全国の約70倍)と著しい増加傾向を示しています。

犯罪被害から身を守るため、この機に、日常生活における安全対策について、次のとおり再点検をお願いしたいと思います。

詳細につきましては、去年11月当館作成の「防犯の手引き」を参照いただきますとともに、併せて新聞、テレビなどのマスコミからの治安・防犯情報入手にも配意していただきたいと思います。

なお、当館におきましては、州保安庁官をはじめ各治安機関総司令官、幹部に対して法人被害の実状などを踏まえて安全対策の強化を申し入れているところであり、万一被害に遭遇された際には、警察へ被害申告を励行されるとともに、お手数ながら当館(商工会議所会員企業にあっては、同時に安全対策チーム)への通報をお願い申し上げます。

(1)家庭における注意事項
○出入口や勝手口などは、補助錠はチェーン錠などで二重、三重に補強する。
○注文していない宅配や事前通知のない電気、ガスなどの点検が来た場合は、直接対応せず、管理人や警備員を通じて対応させる。
○使用人を雇っている場合、貴重品類は金庫などに収納し、目に触れさせない。
○長期の旅行などの際には、新聞を差し止めるなど不在を気づかれないように配意する。
○外出・帰宅する際には、一呼吸おいて周囲に不審者(出入口の様子をうかがっている者など)がいないか確認する。

(2)歩行時の留意事項
○外出時には、できるだけ目立たない(当地に同化する)服装に心がけ、街頭で高価な貴金属類を人目にさらさない。
○多額の現金を持ち歩かない。必要がある場合はできる限り分散する。また、身分証明書やクレジットカード類は、現金(財布)と分離する。
○交差点で信号待ちをする場合は、できる限り建物のすぐ前などに位置し、後方からのスリ、ひったくり防止に配意する。
○見知らぬ者から時間を聞かれたり、タバコの火を要求された場合、原則として応じない。
○見知らぬ場所で、不必要にきょろきょろしない。街角やバールなどから自分の方に視線を集中している者がいないか、直近のみならず周囲の状況にも気を配る。

(3)車両運転時の留意事項
○乗車する前には、車内や周囲を点検し、不審者がいないか確認する。
○運転時には、適宜ルームミラーの確認、車線変更などにより、尾行車両がいないか点検する。
○最短距離よりも、人通りの多く渋滞の少ない経路経路を優先とし、また、時間帯のランダム化にも努める。
○特に夜間は、緊急の場合を除いて、携帯電話の使用などのために路側帯、空き地などに停車しない。また、パンクなどの際には、可能な限りガソリンスタンドまで走りきる。
○夜間の運転の場合は、単独運転はなるべく避けて、できる限り乗り合わせをするようにする。

(4)公共交通機関・公共の場所での留意事項
○市内バスの使用は極力見合わせるとともに、タクシーを利用する場合は、信用のおける運転手やラジオタクシーの利用を優先する。
○長距離バスを利用する場合は、貴重品類を網棚にのせない。途中休憩などの際には、必ず携行する。
○地下鉄を利用する場合は、昇降口付近に位置しないように配意する。
○窓口の手続きなどに際しては、所持品を足下や脇に置かない。
○混雑した店内などにおいては、ハンドバッグ類は小脇にしっかり挟むとともに、チャック、掛け金部分を手で押さえる。

(5)企業における留意事項
○受付、警備員などによる来訪者の出入りチェック状況については、適宜確認するとともに、不適切な場合は直ちに是正、改善を図る。
○警備会社との契約や警備員の雇用に際しては、事前に信頼性の確認を徹底する。
○幹部の日程、高額現金の支払い期日などは、情報漏れが無いよう保秘の徹底を図る。
○通勤経路、時間帯のランダム化に十分配意する。また、車内での会話内容にも配意する。
○ 不必要な者に名刺を交付しない。社員証を発行する場合は、役職を記載しないなどの配意をする。

なお、万一強盗事件などに遭遇した場合の鉄則は、「原則として抵抗せず、冷静に対処する。」ことにあります。

 特に、年少者の犯罪においては、躊躇なく引き金を引く傾向もみられることから
○財布などを出そうとしてあわてて、内ポケットなどに手を突っ込まない。指や言葉で示すようにする。
○あわててアクセルをふかしたり、シートベルトをはずさない。
○クラクションを鳴らしたり、口論するなどして、犯人を刺激しない。
の3原則に配意してください。"

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