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東アジア、東南アジア / 日本からの渡航者に対する各空港での「放射線検査」の状況について−続報

掲載日時:2011年04月05日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所事故に伴い 現在、東アジア、東南アジアの各空港において、日本からの渡航者とその預入荷物について「放射線検査」を実施しているところがあります。
以下に、2011年4月04日現在の状況をお知らせいたします。

■ 放射線検査実施国
〔インドネシア〕 ※更新
2011年3月22日より、バリ島の「ングラライ空港」及びジャカルタの「スカルノハッタ国際空港」において、日本からの渡航者とその荷物を対象に放射線検査が開始されました。
放射性物資の付着を調べるため、一人一人、頭部から足元まで検査器を当てて検査が行われておりましたが、3月31日現在、空港でのチェックは行われておりません。

〔タイ〕 ※更新
* バンコクスワナプーム空港、及びプーケット空港
 現在、スワナプーム空港では、成田からの便のみ、放射線検査を実施しております。 (羽田・関空・中部・福岡便はチェック無し)
 また乗客全員ではなく、スタッフがランダムに数名選んで検査を行っているほか、乗客から検査のリクエストがあった場合にも、対応しています。
 尚、日本行きの便に乗客するタイ人の渡航者(タイ人のみ)に、放射能汚染に伴う甲状腺ガンのリスクを抑える効果のある安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)を3月17日から配布しています。

* チェンマイ空港
 特に検査は行われておりません。

〔ミャンマー〕
* ヤンゴン国際空港、及びマンダレー国際空港
 3月18日の午後より、放射能検査が始まりました。 日本大使館領事部からの情報を、下記にご案内いたします。

※ヤンゴン国際空港等における放射能検査の開始 --- 在ミャンマ−日本国大使館領事部 発出情報
 ミャンマーの入国管理局等によると、東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所での放射能漏れ事故を受けた措置として、3月18日からヤンゴン国際空港、及びマンダレー国際空港において、日本からの渡航者・預入荷物に対し、放射能検査を開始した由です。
 具体的には、両空港の入国管理カウンターにて日本からの渡航者か否かを確認し、日本からの渡航者に対してのみ放射能検査を実施する由です。 また、日本からの預入荷物についても検査を実施する模様ですが、検査場所等は適宜対応していく由です。
 仮に渡航者から放射能が検知された場合には、服を着替えたり、シャワーを浴びたり等の措置を処した後に再度検査等を行う見込みとのことです。
 つきましては、日本からの渡航者は、入国手続きに長時間を要することが見込まれますので、ご注意ください。
 なお、これらの検査については事前の予告なしに変更される可能性がありますので、最新の情報はヤンゴン国際空港等にお問い合わせください。

〔中国〕
 現在、日本からの渡航者は、中国各空港で放射線検査が行われています。

〔インド〕
* デリー国際空港
 3月18日より、デリーのインディラガンディー空港でも既に放射能検査始まっており、日本からの渡航者全てが対象になっているようです。
 また食品類の持ち込みに関しては、一品につき3,000インドルピー(6,000円弱)が検査料として徴収されてしまうそうで、一時検査所に送るため、生モノの持ち込みはほぼ不可と考えてよいと思います。
 上記検査がいつまで続くかわかりませんが、デリー市内の日本食レストラン・販売店にも大きく影響が出ることが予想されます。



■ 放射線検査を実施していない国
〔ベトナム〕
 ベトナムでは、日本からの渡航者に対する放射線検査は、何れの空港でも行われておりません。

〔カンボジア〕
 カンボジアの空港では、今のところ、日本からの渡航者に対する放射能汚染検査は、行われておりません。

〔ラオス〕
 現在、ラオス国内各空港(国内線も含む)において、放射能汚染検査は全く行われておりません。