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中国 [ People’s Republic of China ]

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中国 / 中国反日運動に関する各地の状況・影響について

掲載日時:2005年04月11日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

既にテレビや新聞等で報道されている通り、中国の一部の地域にて、反日感情の高まりによる「反日デモ」が発生いたしました。

現地をご旅行中の方は、
 *デモのあった場所、人ごみへは近づかない。
 *むやみな外出を避ける。
等し、無用なトラブルに巻き込まれない様、ご注意ください。

尚、各地の状況については、下記の通りです。


■ 上海
上海では、特にツアー等に影響は出ておりません。又、反日テーマに関する報道もされていません。
現在のところ、街の様子等も普段通りで、何ら変わりは有りません。
デパートの中で日本製品も売られておりますし、又、テレビでも日本製品のCMが通常と変わらず放送されています。
上海においては、今まで反日デモ等は発生しておりませんし、デモに関する新聞報道等も現時点ではなされておりません。


■ 北京
先週の土曜日(4月09日)から、中関村、天安門広場、日本大使館等を主に2万人程度の人間がスローガンをかかげ、警察官の監視のもと反日デモを行いました。
その他、何ヵ所かの日本料理店では、外観のガラスも打ち壊される等の事態が発生しております。
そのデモに参加する人は、主には大学生だそうです。
現在の情報では、特に日本からのツアー客に影響は出ておりません。


■ 西安
西安では、反日デモは行われておりません。
日本からのツアー客にも影響は出ておりませんのでご安心下さい。
尚、政府は、デモを支持する姿勢は示しておりません。


■ 新疆ウイグル自治区
反日運動の影響はなく、新疆には静かです。皆いつもの様に暮らしています。
日本からのツアー客にも影響は出ておらず、順調に回っております。ご安心ください。


■ 青島
青島では、反日デモや目立った抗議行動や暴動は発生しておらず、今後デモが行われる予定も無い様です。街の様子も普段と何ら変わり有りませんが、反日のスローガン等は見えます。
尚、日本からのツアー客にも影響は出ておりません。


■ 大連
大連においては、反日運動等は特に発生しておりませんし、何の影響も出ておりません。
街の警備は普段より厳しくなっており、日本人の安全は保障されると思います。
全てのツアーは予定通りに催行されており、何ら問題ありません。


■ 成都
四川省成都市でも、日本の国連安全保障理事会常任理事国入り等に反対する青年らによる反日運動が広がり、4月02日に日系スーパー「イトーヨーカドー」の襲撃や大規模の抗議行動が発生しました。
成都にはイトーヨーカ堂が2店あり、一号店は繁華街の春煕路に、二号店は西の双楠路にあります。抗議デモが発生したのは市内の一号店です。
4月02日 14:00「日本の安保理入りに反対」を叫ぶ2〜30人の若者が、イトーヨーカドー一号店前で抗議デモを行いました。
警察により抗議デモはすぐに抑えられ、警察は数人を拘束しました。このデモによるケガ人は、特に発生してはおりません。
翌日、抗議デモ等は、一切ありませんでした。

〔事件の影響〕
1. 中国宣伝部は、日本への抗議デモ等を止める様、国民に忠告しました。又、各地方のメディアに対し「日本製品を制限」等の報道を止める様、指令も出しました。
2. 成都市政府は市民に対し、冷静に対応するべき旨の忠告を行いました。又、暴動等は絶対許さないと伝えました。
3. 今回の事件の参加者は、その大部分が20代の若者たち、及び各大学の学生です。
この抗議デモは、民間の反日グループによって行われました。政府が取った行動ではありません。よって、当日と翌日の新聞でも特には報道されませんでした。
4. この事件による日本人観光客への影響も、特には生じておりません。

成都政府は、抗議デモが市民の生活や社会の安定、観光業等に影響が出ない様、厳しく取り締まります。よって、成都では大規模な抗議デモや暴動はないと考えられますし、又、旅行業にも特に影響はないと思われます。


■ 厦門
厦門では、抗議デモは特に生じておりません。
しかしながら、当地をご旅行のお客様は万一に備え、日本系企業や領事館等の場所に近づか無い事をおすすめいたします。


■ 桂林
桂林でも、抗議デモは特に生じておりません。
街の様子も普段と何ら変わりありませんし、桂林のツアーにも何の影響も出ておりません。
桂林の人々は、普通と同じ生活しており、日本からのツアー客も安心して旅行が可能です。