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インドネシア デンパサール(バリ島) / バリの伝統芸能「ワヤンクリッ」ご紹介

掲載日時:2012年10月05日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

バリ島に訪れたことのある方であれば、ご覧になられた方も多いと思われる伝統芸能「ワヤン・クリッ」(Wayang Kulit)をご紹介いたします。
「ワヤン・クリッ」とは、ワヤン=影 / クリッ=皮 を意味し、ジャワ島やバリ島で行われる人形を用いた伝統的な影絵芝居、またそれに使用される操り人形のことをいいます。

牛の皮で出来ている人形は、部分的に細かく穴が空けられているため、人や動物の形が単なる影として映ることはなく、体の各部分の輪郭がきれいに映し出されています。
影絵となるため、観客が人形本体を直接目にすることはありませんが、人形一つ一つに着色がされております。これはスクリーンの裏側(演者側)は「あの世」であるとされ、「あの世」では色のついた美しい世界が現世(観客側)では白黒にしか見えない、ということを表すとも言われております。

「ワヤンクリッ」の仕組みですが、白いスクリーンの後ろで人形を操作しているところを石油ランプで照らし、影絵を繰り広げます。スクリーンの後ろでは、ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、語りをしたり効果音を出したりしながら数々の人形をスクリーン間近で操ります。
音楽はバリ島の民俗音楽「ガムラン」で、2名以上で演奏しています。

この「ワヤンクリッ」ですが、2009年には「世界無形文化遺産」としてユネスコに登録もされています。
いろいろなキャラクターがおり、またその動きも面白いため、言葉はわからなくても十分にお楽しみいただけます。
バリ島へご旅行の際は、是非ご覧になられてみてはいかがでしょう。

観客席からみた「ワヤン・クリッ」観客席からみた「ワヤン・クリッ」

観客席からみた「ワヤン・クリッ」観客席からみた「ワヤン・クリッ」

裏で人形を操作している様子裏で人形を操作している様子

「ワヤン・クリッ」の人形はこんなにカラフル「ワヤン・クリッ」の人形はこんなにカラフル

裏からみた「ワヤン・クリッ」裏からみた「ワヤン・クリッ」