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インドネシア デンパサール(バリ島) / 3月09日はヒンドゥー教 サカ暦の新年「ニュピ」

掲載日時:2016年03月04日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

バリ島の人々はバリ・ヒンドゥー教を信仰し「ウク暦」と「サカ暦」の2つの暦に従って生活をしています。
「ニュピ」はサカ暦の新年にあたる日で、日本で言う「正月」にあたります。2016年は3月09日(水)が「ニュピ」にあたります。そのためバリ島の人々にとっては、この「ニュピ」が1年で最も重要な日となります。
この日は1日中、外出・労働・灯火の使用が禁じられ、静かに平和を祈る日となっており「静寂の日」とも言われます。

■ ニュピ期間:
 2016年3月09日(水) 午前06:00 (日の出前) 〜 3月10日(木) 午前06:00


「労働」の禁止に伴い、レストランやショッピングモールなど全てのお店が、この日だけは営業を休止いたします。また緊急時を除き、飛行機の離発着も行われません。
またニュピは1日のみですが、ニュピ前夜には「オゴオゴ」というイベントが各地で行われます。

■ ニュピ概要:
◎ 3月08日(火) --- ニュピ前日
ニュピ前日の3月08日の夜19:00頃から「オゴオゴ」と呼ばれる悪魔払いの神輿が村/街を練り歩きます。
そこで起こるのが交通規制です。クタ地区は各所で交通規制が敷かれ、一方通行になる道路も増えてまいります。例年、パンタイクタ通りやレギャン通りは一時閉鎖となります。現時点では閉鎖の時間は確定はしておりませんが、昼過ぎ15:00頃〜22:00頃まで閉鎖の予定です。

〔ニュピ前日にできること〕
 外出(買い物/ビーチ)、バリ島への入国・出国
〔ニュピ前日にできないこと〕
 午後発のオプショナルツアー、終日観光

〔アドバイス〕
* ニュピ前日は、レストランやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどは営業しておりますが、閉店時間が通常より早まるところがほとんどです。
* 食費を抑えたい場合、前日3月08日までに食料品を調達する必要があります。
* 年に1度の大イベント「オゴオゴ」を見られるチャンスです。
 国内外各地より多くの人がオゴオゴの見学に集まるため、貴重品にはご注意ください。
* 夜になるとタクシーの数が減るため、夕方以降の遠出はお控えください。

◎ 3月09日(水) --- ニュピ当日
旅行者も含め、バリ島にいる人々の外出が禁止となります。ホテルに滞在中の人に限り、ホテル内施設で時間を過ごすことができます。ただし、各施設とも営業時間は通常とは異なりますので、詳細はご利用のホテルにて確認する必要があります。
また夕食等はホテルでとることも可能ですが、時間などが制限されています。

〔ニュピ前日にできること〕
 ホテル内の施設(プール、レストラン、スパ、ジム)は、ご利用いただけます。
〔ニュピ前日にできないこと〕
 ホテルからの外出
 灯火の使用(各家庭及び一部のヴィラにおいては、電気、ガスなどの使用)
 労働
 バリ島からの出国及びバリ島への入国
 ホテルからアクセスできるビーチへも行くことができません。

〔アドバイス〕
* 朝食、昼食、夕食とも、ホテル内の限られたレストランのみとなります。
 食費を抑えたい場合は、前日3月08日までに食料品を調達する必要があります。

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ニュピ当日、ホテル内では賑やかさがありますが、ホテルの外はバリ島とは思えない雰囲気で静まりかえっています。特にクタ、レギャン、スミニャック地区など、喧騒地区では大きな違いを感じられます。
この1日だけがバイクも車も走ることがなく、空気の澄み切った1日となります。
こんな貴重な1日を経験できるのは1年に1度、そしてバリ島だけです。

終日外出禁止と言われると何だかもったいない気になるかもしれませんが、その1日で思う存分ホテルライフを楽しむのもひとつの方法です。
この時期にバリ島にご滞在予定の方は、現地のルールに従ってゆっくりお過ごしください。

なお、ニュピはインドネシアの中でもバリ島のみとなり、ジャカルタやジョグジャカルタなど、他のインドネシアの都市には影響はありません。