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シンガポール / アジア太平洋文化遺産「シアン・ホッケン寺院」ご紹介

掲載日時:2013年12月06日

情報提供:エス・エム・アイ・トラベル・ジャパン株式会社

「シアン・ホッケン寺院」は、シンガポールの中でも最古の、重要な福建省の寺院の一つです。中国からの移民が航海の安全を祈願・感謝するために建てられたと言われています。
場所はTelok Ayer Streetが選ばれ、1839年の建設がスタートし3年後の1842年に完成。この寺院、建設間もない頃は福建省出身の人のオフィスとして、また会議場としても使われておりました。(寺院の詳しい歴史は、入口を入ってすぐの石壁に記録されています。)
なお、この寺院が建つ場所は、中国からの移民の船が初めて到着した場所であり、その後周辺の陸地が埋め立てられるまで、寺院は海に面しておりました。

この寺院は、南中国の伝統的な建築技術を用いて建設されています。何と建物のどこにも釘を使わずに組み立てられているのです。また石、タイル、木材、竜と不死鳥、巧妙で複雑な彫刻されているのもこの寺院の特徴です。

シアン・ホッケン寺院は1973年に国の重要な文化財として注目を浴び、その後数年をかけて何度か修復工事が行われました。(1998年計画〜2000年12月に終了した修復作業が、最も最近行われた工事です)
2001年にはユネスコアジア太平洋文化遺産の重要文化財に登録されるなど、これまでに4つもの建築の賞を授賞しています。

中秋節やチャイニーズ・ニューイヤーに合わせて訪れれば、伝統的な音楽の演奏や、ダンスのパフォーマンスなどを見ることができるかもしれません。
なお、もうすぐ開通予定のシンガポール地下鉄(MRT) ダウンタウン線には、この寺院にも近い「Telok Ayer駅」が新設されております。これからアクセスが格段と良くなること間違いなしです。
福建省からの移民、そしてその後のシンガポールの発展を一緒に見守ってきた寺院に是非一度お越しください。


※シアン・ホッケン寺院 (Thian Hock Keng / 中国語名: 天福宮)
 住所: 158 Telok Ayer Street, Singapore 068613
 オープン時間: 07:30〜17:30
 詳細: URL http://www.thianhockkeng.com.sg/ (英語、中国語)


(情報発信元: ウェンディーツアーシンガポール)