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タイ [ Kingdom of Thailand ]

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タイ、スリランカ、ミャンマー / スマトラ島沖地震による影響について (続報)

掲載日時:2005年01月05日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

インドネシア西部のスマトラ島沖で発生した地震、及び大規模津波の影響について、現地から入りました続報をお知らせいたします。


■ タイの状況
南タイの津波による被災地では、行方不明者の捜索を始め倒壊した建物の取り壊しや後始末等でまだまだ落ち着きは取り戻せておりませんが、一部ツアーを再開しているところも出て来ている等、回復の兆しも見えて来ております。

〔プーケット パトンビーチ(Patong Beach)の状況〕

*パトンビーチ(Patong Beach) --- 2005年1月04日の状況
ビーチの清掃は終わっておりますが、元々海底にあったかなりの量の砂が砂浜に盛り上った状況は、今までの景色と違う不自然な感じがします。

*海岸通り(タビウォン通り) (Thaweewong Road) --- 2005年1月04日の状況
津波は海岸通り(タビウォン通り)を通り越し、同通りに面する南方に建つホテルに被害を与えました。
ほとんどのホテルの1階は浸水しました。海岸通り沿いのホテルや商店等は、未だ立ち入り禁止のロープ、立て板が立てられている所がほとんどで、とても殺風景な感じがします。(ロープの中、立て板の中では、懸命の復旧作業が行われております。)
現在、まだビーチサイドの道の路地は閉鎖をしているところが多く、ビーチサイドに関しては元に戻るまで1ヵ月位の時間がかかると思われます。

*ソイ・バンラ(バーン・スコタイ・ホテル周辺) (Soi Bangla) --- 2005年1月04日の状況
津波の末端は「バーン・スコタイ・ホテル」の駐車場まで届きましたが、浸水などの被害はありません。
今では清掃も終わり、ホテル・商店共オープンしています。

*ラートウティット通り(ロイヤルパラダイスホテル周辺) (Rat Utid Road) --- 2005年1月04日の状況
海岸通りから一本裏のラートウティット通り(「ロイヤルパラダイスホテル」が面している道)の通りには、津波の被害はありません。
「ロイヤルパラダイスホテル」や「デワナ パートン リゾート ホテル」、商店等は通常通り営業しています。


〔プーケット バンタオビーチ(Bantao Beach)の状況〕 --- 2005年1月02日の状況
バンタオビーチは、波の勢いがさほど強くなかった事もあり、パトンビーチの様に大きなダメージを受けたホテルはありません。
多少ビーチに近い施設が波により浸水した程度であり、1ヵ月以内の復旧が予想されます。
現在、バンタオビーチでは、日光浴を楽しんでいる観光客が見受けられます。


〔プーケット ラヤンビーチ(Layan Beach)の状況〕 --- 2005年1月02日の状況
ラヤンビーチ唯一のホテル「ラヤン ビーチ リゾート」ビーチ前に建つ「ビーチフロントビラ」、及び「スパ」は壊滅状態です。
比較的高い山の尾根に建つ「メインビラ」には、影響は出ておりません。


〔プーケット ナイトンビーチ(Nai Thong Beach)の状況〕 --- 2005年1月01日の状況
「アンダマンホワイトビーチホテル」を始め、ナイトンビーチに特に大きな被害は出ておりません。


〔プーケット ナイヤンビーチ(Nai Yang Beach)の状況〕 --- 2005年1月01日の状況
ナイヤンビーチに建つ大きな2つのホテルは、1階が波で浸水したため、現在復旧作業が行われております。



■ スリランカの状況
コロンボのホテルは全く影響ありませんが、ヤーラとハンバントータのホテルは壊滅的な被害を受けています。
その他、ビーチ沿いのホテルで多少、影響を受けているホテルもあります。
ホテル毎の詳細は、下記をご覧下さい。

※スリランカ航空のホームページ内、「スリランカのホテル状況」
 http://www.srilankan.co.jp/HOTEL_STATUS_REPORT.htm



■ ミャンマーの状況
スマトラ沖地震に関するミャンマー政府筋の公式レポートを入手しました。
レポートを作成したのは、ミャンマーホテル観光省の下部組織になる「ミャンマー観光促進委員会」です。
下記に概要をまとめて報告いたします。

1. 地震に関しては、ミャンマー全土で観測されたものの、被害は最小にとどまっている。

2. イラワジ管区内の海岸線では、津波の被害を受けている。
 ニューライトオブミャンマーの報告では、17の村に被害、200名のホームレス、が発生。
 34名が死亡、45名がケガをし、25名が行方不明となっている。

3. 上記以外の海岸線エリアでは、特に被害の報告は出ていない。

4. 特に、ミャンマーの3大ビーチ(ガパリ、グエサウン、チャウンタ)では、干潮時の状態が通常と多少変わっているものの、住民、及び観光客には被害、又は危険な状態等の状況は全くない。

5. もちろん、ビーチ以外の主要観光地区でも被害は全くなく、国内線、各運輸機関、ホテル等も全く通常通りの運行、運営を行っている。


以上、取り急ぎ現在の状況をお知らせいたします。
又、新しい情報が入りましたらご報告いたします。