基本的にメキシコは年間降水量が日本と比べると低く、また、雨期と乾期が半年間ずつとはっきりわかれております。

例えばメキシコシティは５月中旬から１０月初めまで雨期となり、雨期の間は午後にスコールが３０分〜１時間降りそれで終わり、といった非常にメリハリのある雨の降り方だった為、傘を販売しているところも非常に少なかったのですが、ここ３〜４年はその雨の降り方が変わり、夜長く降ったり、明け方に降ったりと今まで見られることがなかった降り方に変わりつつあります。

世界的な気候の変化が一因だそうですが、これに伴ない水害も増えております。
いままで雨があまり降らなかった土地へ集中的に雨が降るようになると、排水設備が整っていないので簡単に洪水となってしまうのです。
その水害は年々増しており、被害も拡大傾向にあります。

ただ、通常の観光で訪れる大都市圏は排水設備がきちんと整備されており、人気のユカタン半島など石灰岩盤で土地ができているところでは水害はほとんど見られないためご安心いただけますが、周辺の小さい村々や僻地へのご旅行を計画の場合は、くれぐれもご注意ください。