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メキシコ オアハカ / 教職員組合と当局との衝突の影響について (続報)

掲載日時:2006年10月19日

情報提供:株式会社メキシコ観光

以前よりお伝えしております通り、オアハカ市では州教職員組合(APPO)が待遇改善を求めての抗議行動の影響が生じております。
2006年10月05日付けの現地新聞「MILENIO」によりますと、「オアハカ市民及びAPPOは、もはや州知事(Ulises Ruiz氏)の辞任だけでは収まらない、事態は深刻である。」と報じ、9月24日の発砲事件以来、オアハカ市内、特にソカロ周辺では、警官隊及び機動隊の進入を妨げるため、従来のガレキに加え砂袋や故障車両を道路に放置した状態となっております。
 
事態の収拾が付かなくなった州知事のUlises氏率いるオアハカ州政府は、メキシコ市連邦政府に援助を要請しこれを連邦政府が受託した事から、怒りの矛先が連邦政府へと代わり、現在約3,000人のAPPO教員らがメキシコ市へ向け、抗議デモを進めてでいる模様です。

オアハカ市では依然夜間の道路封鎖活動が活発的に行われており、市内はいつ警官隊との衝突が起きるかわからない状態にあるという情報が入っております。


■ オアハカ市、及びソカロ周辺の状況
ソカロから6ブロック北にある「サントドミンゴ教会」周辺は、車両でのアクセスは可能です。又、歩行者天国である「MACEDONIO ALCALA通」りから徒歩でのアクセスも可能となりました。
しかしながら同地域はオアハカ市中心部近くのため、細心の注意を必要とする地域でもありあります。

■ モンテ・アルバン遺跡
モンテ・アルバン遺跡へのアクセスは、新線道路でのアクセスと旧山道を通る2ルートが存在いたしますが、突発的に道路封鎖やバリケードの設置が現在も行われているため、ツアーが催行されるその日に現地バス会社等が情報をかき集め、アクセス可能な道路を模索しているというのが実情です。
 
■ トゥーレの木、トラコルーラ、ミトラ遺跡方面
「モンテ・アルバン遺跡」の逆側に位置しているこれらの方向は、道路に大きな問題はありません。時折焼け跡や石のため車線制限が設けられておりますが、道路が封鎖されるほどの事態には至っておりません。
又、この状態は「トゥーレの木」直前までであり、「トゥーレの木」からさらに東側に進むと道路はまったく通常通りです。

■ 夜間の治安状況および主要観光地のアクセスについて
オアハカ市における夜間の治安状況は、長引く反発運動により警察の機能も低下し、それも手伝い未だ危険な状態が続いております。
地元住民も夜の外出は控えておりますので、旅行者においても同様の対応が求められます。


以上、同地へのご旅行をご予定の方は、十分にご注意下さい。