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メキシコ オアハカ / 教職員組合と当局との衝突の影響について (続報4)

掲載日時:2007年02月16日

情報提供:株式会社メキシコ観光

以前よりお伝えしております通り、オアハカ市における州教職員組合(APPO)と当局との衝突の影響についてお知らせいたします。

■ オアハカ市、及びソカロ周辺の状況
ソカロを中心に2ブロック四方は、完全に車両の出入りが不可能となっておりましたが、2月になり教員デモ隊の姿は全く見受けられず、又、無数の落書きも消えており、現在は以前の様な活発的な街並みに戻っております。
デモ当時は街のところどころにあった道路の焦げ跡等も消えており、唯一ソカロ付近を中心とする歴史的建造物への落書きを消すために塗ったペンキが目立ちますが、それ以外は特に気にかかるところはありません。
政府警察を始め、州警察や観光警察が周辺を警備する「政府が住民の安全を守る」という本来あるべき姿に戻りつつあり、同時に観光客の安全も保たれつつあります。
地元住民の話によりますと、ここ2ヵ月は衝突も無く、本当に穏やかになっているとの事です。

■ 「サントドミンゴ教会」について
ソカロから6ブロック北にある「サントドミンゴ教会」周辺は、車両でのアクセスも可能となっており、特に問題は見当たりませんでした。
又、歩行者天国である「MACEDONIO ALCALA通り」とも直結しているため、徒歩でのアクセスも十分に可能です。
周辺にはデモ教員もおらず、旅行者と地元の方で賑わっておりました。

■ ホテル「カミノ・レアル・オアハカ」について
サントドミンゴ教会から1ブロック南にあるホテル「カミノ・レアル・オアハカ」も車両でのアクセスに問題はなく、通常通り運営されておりました。

■ 「ビクトリアホテル」について
ソカロの北西に位置する「ビクトリアホテル」も、以前は途中の道路に石等が置かれアクセスが難しい状況にありましたが、現在はそれらも取り除かれ、道路も綺麗に舗装されておりますので、利用も特に問題ありません。

■ ホテル フォルティン・プラザについて
上記「ビクトリアホテル」同様、全く問題ありません。

■ 夜の治安状況について
現在はソカロ周辺のホテル、及びレストランが営業を再開しており、通常の賑わいを取り戻しております。
観光客、及び地元の人たちで賑わいを見せており、家族やカップルなどがそれぞれの時間を楽しんでいる様子が見られます。

■ モンテアルバン遺跡について
モンテ・アルバン遺跡へのアクセスは、新線道路及び旧山道を通る2ルート共、現在は自由に行き来が出来る様になり、数多くのバスやツアー観光客で賑わっております。

■ トゥーレの木、トラコルーラ、ミトラ遺跡について
モンテ・アルバン遺跡同様、旧道および新線道路とも全く問題無く、アクセスも通常通り可能です。

■ 総評
事態が完全に回復した様に見えますが、実際、APPO隊は活動を停止した訳では無く、当面は警戒が必要です。特に政府軍隊とAPPO隊の衝突場所はソカロ中心部に限られるため、安全を考慮してオアハカ市中心部の観光は避けるのが望ましいと言えます。
又、移動車両は機動性の高い大型バンに限定し、バスでの移動は避けた方が良いと思われます。


注: 本日現在、外務省発出の危険情報は変更されておりません。
  上記はあくまで当社スタッフの見解を掲載しておりますので、その点、ご了承の上、判断をお願いいたします。

※外務省 海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=264#danger