---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- カリブ・中米

メキシコ [ United Mexican States ]

メキシコの国旗

国別渡航先速報

メキシコ、キューバ / ハリケーン「ウィルマ」による被害状況

掲載日時:2005年10月26日

情報提供:株式会社メキシコ観光

メキシコやキューバで大きな被害を出したハリケーン「ウィルマ」通過後の現地の状況をお伝えいたします。
※日本時間10月26日 09:00現在(現地時間 10月25日 15:00)の情報となります。


◆メキシコ カンクンの状況

メキシコシティからの連絡によりますと、カンクンのフィエスタアメリカーナ系列の下記ホテルが、2005年12月15日まで休業する事を決定したとの事です。

・FIESTA AMERICANA CORAL BEACH
・FIESTA AMERICANA AQUA
・FIESTA AMERICANA CONDESA
・FIESTA AMERICANA COZUMEL DIVE RESORT

休業期間の延長・短縮については、ホテル側の判断により決定されるものと思われます。


◆キューバ ハバナの状況

*オールドハバナ(特に海に近い地域、HOTELサンタイサベルとかプラーサ デ アルマス、プラード通りのあたり)は、水浸しとの事です。
又、海岸沿いのマレコン通りやリネア通り一帯では、大水が発生した模様です。
今のところオールドハバナやマレコン通り、リネア通り一帯は、停電している模様です。
尚、マレコン通り、及びリネア通りのトンネルは、浸水のため閉鎖となっております。
(現地の状況は、下記写真をご参照ください)

*ハバナ空港発の国際線は、本日より平常通り運航を開始したとの事です。

*ミラマール地区(日本大使館やオクシデンタル・ミラマールホテルのある地区)、及び新市街地区の被害は生じておりません。




※以下は現地時間10月23日〜24日の間のメキシコ カンクンにおける情報です。
 参考情報として、ご覧いただければ幸いです。


---------- 現地時間 10月24日 20:00現在の情報 ----------

■ ライフラインの状況
電気・水道・ガスは、不通状態が続いております。
電話は一部復旧しておりますが、大部分の通信は市内公衆電話を利用する状況が続いております。
尚、電気・水道の復旧には、最低でも2〜4週間は掛かる見込みとなっております。

■ 空港の状況
閉鎖中です。現地25日に空港関係者が会合を開き、再開へ向けて準備をはじめる予定との事で、空港再開は未定です。

■ 市内ホテルの状況
下記ホテルは、年内は休業する見通しとの事です。
・JW Marriott Cancun Resort & Spa
・CasaMagna Cancun Marriott Resort
・The Ritz-Carlton, Cancun

下記ホテルは11月中旬〜下旬までは再開は難しいとの事です。
・FIESTA AMERICANA HOTEL系列

その他のホテルにつきましては発表がないため未定ですが、同様の措置を取る事が予想されます。

■ 治安
店舗への強盗等が発生しております。
夜間外出禁止令が発令され、現在、夜間の外出は禁止されております。


---------- 現地時間 10月23日 23:00現在の情報 ----------

■ メリダ〜カンクン間の道路状況
メリダからカンクンへの道路は、一部閉鎖されていたため通行不能となっておりましたが、道路の閉鎖が解除され、陸路にてカンクンへ直接立ち入る事が可能となりました。
しかしながら引き続き、カンクンホテルゾーンへの立ち入りは禁止されている状況で、一部の観光客はカンクンからメリダへ陸路で移動を始めているとの情報が入っております。

■ 情報機関の復旧
現在カンクン市が運営するFM一局のみラジオ放送を可能としておりますが、その他のメディアに関しては、未だ復旧の目処がたっておりません。

■ 空港の状況
空港の復旧には、かなりの時間が必要と予想されています。

※この情報はメキシコシティ等で提供されているニュース報道によるもので、実際の事実関係は未だ確認がとれておりません。


---------- 現地時間 10月23日 21:00現在の情報 ----------

■ メリダ〜カンクン間の道路状況
メリダからカンクンへの道路は一部通行可能となっておりますが、カンクンの手前20キロ地点で道路が閉鎖されており、カンクンへ直接立ち入る事は出来ない状況です。
一方、メリダ〜チチェンイッツア遺跡間の道路は、通常通り通行が可能です。

■ チチェンイッツア遺跡入場に関して
一時閉鎖されておりました「チチェンイッツア遺跡」は、10月23日午後より営業を再開のしたとの事です。
又、10月24日からは、開園時間も通常に戻り営業が行われる予定です。

※この情報はメキシコシティ等で提供されているニュース報道によるもので、実際の事実関係は未だ確認がとれておりません。


---------- 現地時間 10月23日 18:00現在の情報 ----------

■ 市内ホテルの状況
内海(ラグーン)も増水したため、溢れた水がホテルゾーンに流れ込み、道路は通行出来ない状態です。
又、内海に生息している生物(ワニ等)も、ホテルゾーンへ流れ込んでいる可能性がある事から、安全が確認出来るまではホテルゾーンへの立ち入りは一切禁止される模様です。
尚、一部報道によりますと、JWマリオットのロビー天井が一部落下する等の被害も出ているとの事ですが、実際にどの程度の被害状況かは未確認です。

■ メリダの報道機関による情報(10月23日発行地元朝刊新聞より)
1.カンクンに近い都市、メリダの地元新聞によると、メリダは台風による大きな被害は受けていない。
 しかし、それに伴いメリダも23日夜は外出禁止令が発令されている。
2.メリダに滞在、カンクンへ移動する予定の観光客に関しても、カンクンへ移動出来ない事から、全て足止めの状態である。
 そのため、今後カンクンへ移動予定の観光客は、メリダから帰国、もしくは一度メキシコシティへ戻り、帰国する手段を検討すると思われる。
 この影響から、メリダ市内のホテルや、空港、航空便もかなり混雑すると予想されている。
3.カンクンの復旧は、1ヵ月くらい要すると予想されている。
4.カンクンの空港は、10月27日まで復旧しない見通し。

※この情報はメキシコシティ等で提供されているニュース報道によるもので、実際の事実関係は未だ確認がとれておりません。


---------- 現地時間 10月23日12:00現在の情報 ----------

■ 観光客の状況
ホテルゾーンへの立ち入りは認められておらず、現在も各指定避難所に避難をされております。

■ 通信手段の状況
市内固定電話、及び携帯電話は、不通の状況です。
市内公衆電話を利用して日本と通信している状況ですが、使える公衆電話が限られ、かつ電話待ちの列が続いているため、連絡が出来る機会が限られております。

■ ライフラインの状況
電気: 市内、及び周辺部は、停電の状況が続いています。
水道・ガス: 現地からの報告は入っておりませんが、同様の状況と予想されます。

■ 被害の状況
ハリケーン自体は既にカリブ海へ抜け、これ以上のハリケーン本体による被害は無いと思われますが、その一方で避難状態が続いており、又、上記の通り停電の状態が続いているため、正確な被害情報は全く入っておりません。