ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ / 一味違う「イグアスの滝」の楽しみ方をご紹介いたします
掲載日時:2006年05月02日
情報提供:メルコスール観光局
南米のブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3ヵ国にまたがる世界三大瀑布の一つ「イグアスの滝」は、世界を代表する観光箇所の1つです。現在この滝はユネスコの「世界遺産」にも登録されており、常に世界各国から大勢の観光客が訪れています。
「イグアスの滝」をはさみ、アルゼンチン側とブラジル側それぞれに滝を眺める事の出来る広大な国立公園がありますが、滝を眺める方向や見える範囲によってその表情は全く違い、これが同じ滝とは思えないほどです。このため最近では、この二つの国立公園からの景観を楽しむツアーが、大変人気です。
今回はその中でも、アルゼンチン側の人気観光ツアーの1つ「ナイトツアー」をご紹介いたします。
このツアーは、毎月、満月の夜をはさんで5日間のみ、一晩に3回、各回100人限定というちょっと変わったツアーです。
まずは国立公園の入口から滝近くの遊歩道まで運行している3両編成の「観光用トロッコ列車」に乗車し、滝の近くまで向かいます。 そして滝近くの遊歩道に到着し、ツアーはいよいよ本番を迎えます。
「昼間では感じる事の出来ない静寂さ、森の大きさ、月の明るさ、滝の音、川の音、森に生きる小動物の鳴き声、気配、におい、風を楽しんでください」と専門ガイドの説明が始まります。
昼間混雑していた遊歩道をゆったりと歩きながら「月の明るさ」、「木陰の暗さ」、「どこかで森の住人に見られている様な感覚」、「川の音に混ざって聞こえてくる滝の轟音」等々、昼間では全く感じる事の出来ない感覚をお楽しみいただけます。
漆黒の闇に吸い込まれて行く滝は、自らが放つその水煙によって、まるで雲に浮かんでいる様にも見えます。そしてその上に光る月の明るさ。「月の鏡」と呼ばれる岩には銀色の月が写し出され、その姿は水の動きによって変わるものの、いつまでたっても流される事はありません。
この神秘的な滝の姿を見たツアーの参加者からは、それぞれの国の言葉で感嘆の声が上がります。英語の他、普段聞き慣れないスペイン語やポルトガル語の驚きの声を聞くのも楽しいかも知れません。
熟年のご夫婦、寄り添うカップル、眠そうな子供たちに月を指差すお父さん。地元のワインで乾杯したり、何とか天空の月と滝をカメラにおさめようとしたり、小さなスケッチ帳を取り出したり、ただひたすら眺めていたり、楽しみ方は様々です。
満ち足りた1時間が過ぎ、電車の終点に着くとほっと一息、嬉しい心遣いの飲み物のサービスが待っています。
この神秘的な「ナイトツアー」ですが、雨の日や月が雲に隠れた夜は中止となってしまいます。但し2夜続けて中止となるケースは、年に数回との事。どうしても夜の滝が見たい!とおっしゃられる方は、現地に2〜3泊するといったゆとりのある旅がおすすめです。上から見る滝、下から見る滝、昼間見る滝、満月の夜に見る滝等々、「イグアスの滝」の美しさを十分にご堪能いただける事でしょう。
旅の最後に「また来たい」、「今度来た時にゆっくり」等と思いを残す事がありますが、案外同じ国を旅する機会は少ないものです。ましてやそこが日本から一番遠いと言われている「南米」の場合は、なおさらかもしれません。
いつもより少し滞在を伸ばし、「充分堪能した」という、ちょっと時間を贅沢に使った旅をなさってはいかがでしょう。かけがえの無い一生の思い出を持ち帰れる事、間違いありません。
ちなみに2006年は、6月11日、7月11日、8月09日が「満月」の様です。
* 写真1〜2 --- イグアスの滝最大の滝壺「悪魔ののど笛」
* 写真3 --- 様々な顔を持つ「イグアスの滝」と、森の住人 トゥカン(オオハシ)
※トゥカンは、ブラジル側の「ナショナルバードパーク」でご覧いただけます。
「イグアスの滝」をはさみ、アルゼンチン側とブラジル側それぞれに滝を眺める事の出来る広大な国立公園がありますが、滝を眺める方向や見える範囲によってその表情は全く違い、これが同じ滝とは思えないほどです。このため最近では、この二つの国立公園からの景観を楽しむツアーが、大変人気です。
今回はその中でも、アルゼンチン側の人気観光ツアーの1つ「ナイトツアー」をご紹介いたします。
このツアーは、毎月、満月の夜をはさんで5日間のみ、一晩に3回、各回100人限定というちょっと変わったツアーです。
まずは国立公園の入口から滝近くの遊歩道まで運行している3両編成の「観光用トロッコ列車」に乗車し、滝の近くまで向かいます。 そして滝近くの遊歩道に到着し、ツアーはいよいよ本番を迎えます。
「昼間では感じる事の出来ない静寂さ、森の大きさ、月の明るさ、滝の音、川の音、森に生きる小動物の鳴き声、気配、におい、風を楽しんでください」と専門ガイドの説明が始まります。
昼間混雑していた遊歩道をゆったりと歩きながら「月の明るさ」、「木陰の暗さ」、「どこかで森の住人に見られている様な感覚」、「川の音に混ざって聞こえてくる滝の轟音」等々、昼間では全く感じる事の出来ない感覚をお楽しみいただけます。
漆黒の闇に吸い込まれて行く滝は、自らが放つその水煙によって、まるで雲に浮かんでいる様にも見えます。そしてその上に光る月の明るさ。「月の鏡」と呼ばれる岩には銀色の月が写し出され、その姿は水の動きによって変わるものの、いつまでたっても流される事はありません。
この神秘的な滝の姿を見たツアーの参加者からは、それぞれの国の言葉で感嘆の声が上がります。英語の他、普段聞き慣れないスペイン語やポルトガル語の驚きの声を聞くのも楽しいかも知れません。
熟年のご夫婦、寄り添うカップル、眠そうな子供たちに月を指差すお父さん。地元のワインで乾杯したり、何とか天空の月と滝をカメラにおさめようとしたり、小さなスケッチ帳を取り出したり、ただひたすら眺めていたり、楽しみ方は様々です。
満ち足りた1時間が過ぎ、電車の終点に着くとほっと一息、嬉しい心遣いの飲み物のサービスが待っています。
この神秘的な「ナイトツアー」ですが、雨の日や月が雲に隠れた夜は中止となってしまいます。但し2夜続けて中止となるケースは、年に数回との事。どうしても夜の滝が見たい!とおっしゃられる方は、現地に2〜3泊するといったゆとりのある旅がおすすめです。上から見る滝、下から見る滝、昼間見る滝、満月の夜に見る滝等々、「イグアスの滝」の美しさを十分にご堪能いただける事でしょう。
旅の最後に「また来たい」、「今度来た時にゆっくり」等と思いを残す事がありますが、案外同じ国を旅する機会は少ないものです。ましてやそこが日本から一番遠いと言われている「南米」の場合は、なおさらかもしれません。
いつもより少し滞在を伸ばし、「充分堪能した」という、ちょっと時間を贅沢に使った旅をなさってはいかがでしょう。かけがえの無い一生の思い出を持ち帰れる事、間違いありません。
ちなみに2006年は、6月11日、7月11日、8月09日が「満月」の様です。
* 写真1〜2 --- イグアスの滝最大の滝壺「悪魔ののど笛」
* 写真3 --- 様々な顔を持つ「イグアスの滝」と、森の住人 トゥカン(オオハシ)
※トゥカンは、ブラジル側の「ナショナルバードパーク」でご覧いただけます。
- ●外務省提供
- ●観光庁提供
- ●厚生労働省 検疫所情報
- ●国土交通省航空局 提供