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ロシア サンクトペテルブルク / 安全上のお知らせ(国境警備局員による不当な要求について) ※在サンクトペテルブルク総領事館発出情報

掲載日時:2014年04月25日

情報提供:株式会社プロコエアサービス

在サンクトペテルブルク総領事館より在留邦人、及び同地を訪れる旅行者に対し、以下の通り「国境警備局員による不当な要求について」安全情報が発出されました。
現地にご滞在、またご旅行をご予定の方は、十分にご注意ください。



在留邦人・旅行者の皆様へ
平成26年4月22日
在サンクトペテルブルク日本国総領事館

安全上のお知らせ (国境警備局員による不当な要求について)


先般、ヴィボルグ(当地から北東に約100キロメートルに位置するフィンランド国境の町)を邦人留学生のグループが旅行で訪れた際、鉄道駅構内で、国境警備局員が、「留学生はヴィボルグの町には入れない。サンクトペテルブルクに帰れ」等と言って、町に入ることを禁止する不当な要求をしました。
このため、邦人留学生から電話連絡を受けた当館から、邦人留学生に国境警備局員と電話を代わるよう要求したところ、国境警備局員は「総領事館とは話をしない」等と言って会話を拒否した後、暴言を吐きながら、留学生が町に入ることを認めたという事件がありました。

今回の事件では、国境警備当局から邦人留学生に同行した外国人が旅券及び査証の原本を携帯していなかったことを理由に職務質問を行った旨の回答を得ていますが、町への立ち入りを禁止したり、領事官への説明を拒否する等の行為は著しく不適切なものと理解しており、当館としても当局に対して申し入れ等を行っています。

ロシアでは、このように国境警備局員を始めとする警察関係者が、外国人に対して、些細な理由や書類の不備を見つけては言いがかりをつけ、賄賂を要求する事件も頻繁に発生しており、警察関係者の立場を利用して、外国人に対する不当な要求を行う警察関係者に対しては、十分な注意と慎重な対応が必要となります。
警察当局による逮捕や身柄拘束はもちろんのこと、言いがかりと思われるような理由で警察署等への同行を求められたり、罰金を理由として、その場で現金を要求された場合は、警察官の特定を要求する書類を提示し、できるだけ速やかに当館までご連絡願います。


★ 在サンクトペテルブルク総領事館 領事班
  (Consulate-General of Japan in Saint-Petersburg, Consulate Section)
 Address: 30 Millionnaya St., St.Petersburg, Russia 190000
 Tel: +7 (812) 336−76−73
 Fax: +7 (812) 703−54−63
 E-mail: ryoji@px.mofa.go.jp