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オーストリア ブレゲンツ / 「ブレゲンツ音楽祭2009」 〜ボーデン湖での文化体験〜

掲載日時:2009年03月11日

情報提供:オーストリア政府観光局

1946年に始まり、当初は湖上に停泊する2隻の砂利運搬船で上演されていたブレゲンツ音楽祭。今では国際音楽祭のシーンになくてはならない祭典にまで発展しました。毎年7月下旬から8月の夏のハイシーズンに20万人以上がボーデン湖を訪れ、他では味わえない雰囲気の中で屋外の音楽劇を楽しみます。
周囲の素晴らしい自然と大がかりな舞台の見事な共演、暖かな夏の夜と上質なオペラによって、ブレゲンツ音楽祭は忘れることのない思い出となります。
夏の音楽祭の演出は、湖上の観客席に座った時から始まっています。船は世界最大の湖上舞台の横に停泊し、ボーデン湖に日が沈むのを待って、湖上の劇は開演します。

ヨーロッパの中央に位置し、素晴らしい山々に囲まれたボーデン湖畔の町ブレゲンツから、フォアアルペンやアルプスも近くにあるため、ここでは、自然と文化、娯楽と休暇が同時に楽しめます。

■ 熱い情熱、悲劇的葛藤
総監督のデビット・パウントニーは、プッチーニーの後に再びヴェルディの作品を上演する事について、十分な根拠があると次のように話しています。
「湖上舞台でトスカの後に、再びジュゼッペ・ヴェルディのオペラを上演しようと何となく考えていたわけではありません。湖上舞台は、熱い情熱と悲劇的な葛藤を興奮させる音楽に変えるという、ヴェルディが最も得意とすることを表現するのに、最も適した壮大な場所なのです。アイーダはナショナリズム、好戦的なそして敵に対する憎悪といった非常に現代的な寓話でもあり、戦争には敗者しか存在しないのだということも示しています」

パウントニーは、湖上舞台が砂漠の中ではなく、水辺にあるという点を全く意に介していません。「この壮大な『砂漠を舞台にしたオペラ』が、ボーデン湖畔の舞台で上演されるのは、フェストシュピール史上初めてのことであり、当然これは大変な挑戦でもあります。しかし、私たちは手に汗握る舞台にする方法を見つけたと思います」

アイーダの音楽監督を務めるのはイタリアのカルロ・リッチ、演出を手掛けるのはイギリスの舞台監督グラハム・ヴィック、舞台装置は同じくイギリスのポール・ブラウンによります。照明の責任者は、「湖上舞台」での経験が豊富なドイツのヴォルフガング・ゲッベルです。

■ ブレゲンツ音楽祭2009
* 開催期間: 2009年7月22日〜8月23日
* お問い合せ: URL http://www.bregenzerfestspiele.com/ (ドイツ語、英語)