ドイツの飲み物と言えばビールとワインですが、フランクフルトのあるヘッセン州の国民的なお酒はリンゴ酒の「アップルワイン」。ドイツ語ではアプフェルヴァイン、この地方の発音では「アッペルヴォイ」。ドイツの空の玄関フランクフルトに滞在し、このリンゴ酒を飲まないと、画竜点睛を欠くことになります。

さてこの８月にはフランクフルトでフランクフルト市観光局主催の大きな「国際アップルワイン・フェスティバル」が市の中心部で開催されます。会場にはフランクフルト、ヘッセン地方、それに欧州アップルワイン産地のテントが並び、もちろん食べ物の店や音楽など楽しいプログラムがあります。入場無料。
アップルワインはヘッセン州の伝統的特産品・自然食品で、リンゴを絞って発酵させ、フルーティで少し酸味があります。アルコール度は低く、そのままピュアで飲みますが、ビギナーは、アップルワイン２にミネラルウォーター１の割合で、あるいは水の代わりにサイダーを加えます。飲むほどに美味しさが分かってくる飲み物です。

マイン川対岸の古いザクセンハウゼン地区には沢山のリンゴ酒タバーンがあり、祭の時期を外した人は、市民に混ざって長い木のベンチに肩を寄せ合って座り、リンゴ酒に土地の料理を味わってみましょう。旅行者は大歓迎。
ここではすぐに触れ合いが生まれます。これこそ旅の醍醐味です。


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