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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド / 「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/29の状況)

掲載日時:2020年04月30日

情報提供:株式会社ヴァイキング

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年4月29日時点で131名、国立大学病院に入院している人は6名で、残りの125名が自宅隔離で療養中です。
集中治療室や人工呼吸器利用の患者は0名ですが、これは自宅療養中の感染者に対する病院の電話とアプリによるモニタリングが奏功したと評価されています。

また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在715名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,656名で、全人口の約13%が検査済みです。死亡者数は計10名のままです。

カトリン首相が支援政策第3弾を発表し、休業補償は会社が25%、国が75%支払う制度が6月末まで延長され、7〜8月は会社が50%、国が50%支払う内容となります。また解雇・退職までの3ヵ月、給与の85%を政府が支払うことになり、5月から9月末まで有効。この制度により航空・旅行・ホテル業界のリストラが断行され、各社存続の道を模索して行く予定です。
この支援策を踏まえ、航空・旅行・バス会社が自社の存続を目指し各リストラ策を実施しておりますが、バス会社の中には93%の社員を解雇する会社も出てきております。

現在、全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されておりますが、5月16日以降の対応については、他国の状況も見つつ検討・判断する予定です。

また3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況
現在の感染者は6名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。検査後自宅で検疫中の人数は22名で、死亡者数は累計で0名のままです。
これまで検査を受けた累計数は6,821名で、全人口の13.4%が検査済みです。

アトランティック航空は、4月29日のヴォーアル空港〜コペンハーゲン空港間を含めた計12便の運航をキャンセルしております。
なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。

■ グリーンランド
現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。25日連続新たな感染者が出ておりません。
フェロー諸島で症状が再発した事例が出たことを受け、グリーンランドの保険当局はコメントを出しておりますが、グリーンランドではこれまで感染し回復した11名に対しては再検査は実施しない予定です。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。
* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。
* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。
* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。
* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。
なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

Air Greenlandは、国際線・国内線の路線の変更・廃止、並びに現在の市場動向を踏まえ、新たな運賃種別と規則を検討しております。

デンマークは5月10日まで国境封鎖と外国人の入国制限を継続の予定ですが、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。