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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド / 「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (5/07の状況)

掲載日時:2020年05月08日

情報提供:株式会社ヴァイキング

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年5月07日時点で36名、国立大学病院に入院している人は3名で、残りの33名が自宅隔離で療養中です。
入院者の中で集中治療室や人工呼吸器利用の患者は0名です。

また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在729名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,755名で、全人口の14%が検査済みです。
死亡者数は計10名のままです。
これまで累計感染者数の97%が完治しておりますが、スウェーデンのように集団免疫の考え方で対処してきた場合、死亡者数は7倍になっていたと分析されています。

アイスランド航空は上海〜ミュンヘン間を医療品の運送のため運航しておりますが、今後、中国〜ニューヨーク間やトロント間の医療品の輸送も行う予定です。但し、昨年の輸送数4,400万人レベルまでの回復には、今後4年を要するとみられています。

現在も引き続き全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されておりますが、5月16日以降の対応については、他国の状況も見つつ検討・判断する予定です。

また3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況
現在の感染者数は2名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。
検査後自宅で検疫中の人数は8名で、死亡者数は累計で0名のままです。
これまで検査を受けた累計数は8,317名で、全人口の16.3%が検査済みです。

5月08日より、老人ホームや介護施設への訪問の制限が段階的に解除されます。

アトランティック航空は、5月07日のヴォーアル空港〜コペンハーゲン空港間を含めた計11便の運航をキャンセルしております。

フェロー諸島に入国した旅行者は個人情報が求められ、行動が追跡され、検疫チームが健康状態をチェックし、その14日間の経過観察が終了後、初めて自由に旅行ができるようになります。
なお、6月30日までは、この入国後14日間検疫下の経過観察が継続される予定です。

■ グリーンランド
現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。33日連続新たな感染者が出ておりません。

首都ヌークの警察の情報によると、3月28日〜4月15日までの禁酒令が出された期間は、屋外及び家庭内の暴力事件がほぼゼロになった、とのことです。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。
* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。
* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。
* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。
* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。
なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマークは5月10日まで国境封鎖と外国人の入国制限を継続の予定ですが、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。