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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド / 「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (5/10の状況)

掲載日時:2020年05月11日

情報提供:株式会社ヴァイキング

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年5月10日時点で18名、国立大学病院に入院している人は2名で、残りの16名が自宅隔離で療養中です。
入院者の中で集中治療室や人工呼吸器利用の患者は0名です。
また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在578名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,773名で、全人口の14%が検査済みです。
死亡者数は計10名のままです。

アンケートによると、国民の9割弱が7月に何らかの国内旅行を行う予定で、その促進のために政府が18歳以上の国民一人あたり5,000アイスランドクローナ(ISK)のギフトカードを配布する予定です。

アイスランド航空は今回の未曽有の危機を乗り切るために、運航乗務員・客室乗務員の組合と交渉するなど企業の再構築を継続しており、5月22日の株主総会に向け各準備を進めています。

現在も引き続き全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されておりますが、5月16日以降の対応については、他国の状況も見つつ検討・判断する予定です。

また3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況
5月09日に感染者が0名となり、自宅で検疫中の人数も0名となりました。
これまでの感染者数累計は187名、死亡者数累計は0名です。
これまで検査を受けた累計数は8,450名で、全人口の16.6%が検査済みです。
最初の感染者は3月03日に発生、最後に国内で感染者が出たのが4月06日。集中治療室に入った患者も0名でした。

アトランティック航空は、5月10日のヴォーアル空港〜コペンハーゲン空港間を含めた計5便の運航をキャンセルしております。

なお、6月30日までは、入国後14日間の検疫下の経過観察が継続される予定です。

■ グリーンランド
現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。36日連続新たな感染者が出ておりません。

今回の新型コロナウィルスの影響を受け、主要産業である漁業の市場価格が急落しており、とりわけ水産会社・漁師に大きな影響が出ていると経済評議会の代表がコメントしております。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。
* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。
* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。
* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。
* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。
なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマークは当面の間、国境封鎖と外国人の入国制限を継続の予定です。
羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。