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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド / 「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (5/11の状況)

掲載日時:2020年05月12日

情報提供:株式会社ヴァイキング

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年5月11日時点で18名のまま、国立大学病院に入院している人は1名となり、残りの17名が自宅隔離で療養中です。
前日同様、入院者の中で集中治療室や人工呼吸器利用の患者は0名です。
また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在564名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,773名で、全人口の14%が検査済みです。
死亡者数は計10名のままです。

現在出されている「5月15日までの渡航制限」と「入国後の14日間の検疫制限」については6月15日まで延長すべきとの見解がチーフ疫学者から厚生大臣に出されましたが、状況がさらに改善された場合は、6月15日以前に解除される可能性もあります。

現在も引き続き全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されておりますが、5月16日以降の対応については、他国の状況も見つつ検討・判断する予定です。

また3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況
現在の感染者数、自宅で検疫中の人数ともに0名のままです。
これまでの感染者数累計は187名、死亡者数の累計も0名です。
これまで検査を受けた累計数は8,450名で、全人口の16.6%が検査済みです。

アトランティック航空は、5月11日のヴォーアル空港〜コペンハーゲン空港間を含めた計10便の運航をキャンセルしております。

なお、6月30日までは、入国後14日間の検疫下の経過観察が継続される予定です。

■ グリーンランド
昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。37日連続新たな感染者が出ておりません。

Air Greenlandは 今後75〜100名の解雇を予定しております。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。
* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。
* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。
* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。
* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。
なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマークは当面の間としていた、国境封鎖と外国人の入国制限を5月末日まで延長しております。
羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。