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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド / 「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (5/24の状況)

掲載日時:2020年05月25日

情報提供:株式会社ヴァイキング

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年5月24日時点で3名、全員が自宅隔離で療養中です。(国立大学病院に入院している人は0名)
感染の疑いのある検疫中の人は、現在789名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,791名で、全人口の16%が検査済みです。
死亡者数は計10名のままです。

現地時間本日5月25日に「緊急事態宣言」が解除され、もう一段制限措置が緩和される予定です。

アイスランドではポーランド人が約21,000名働いており、ケフラビク空港でも全従業員の約半数の約2,000名が働いておりましたが、今回の新型コロナウィルスの影響で多数が解雇となり帰国が進んでいます。
一方、大型船のクルーズの寄港は8月まではキャンセルが続く見込みです。

このまま収束の状況が続けば、6月15日より入国・検疫制限が大幅に緩和され、現在の14日間の検疫、到着時のPCR検査、健康証明書の提出の3つの選択肢とCOVID19追跡アプリのダウンロードと利用を踏まえ、アイスランドでの旅行が再開される予定です。
また、さらに予想よりも収束が加速した場合には、上記制約も前倒しで解除される予定です。

■ フェロー諸島の状況
現在の感染者数、自宅で検疫中の人数ともに0名のままです。
これまでの感染者数累計は187名、死亡者数の累計も0名です。
これまで検査を受けた累計数は9,178名で、全人口の18%が検査済みです。
5月08日に感染者がゼロとなった以降、新たな感染者は発生しておりません。

アトランティック航空は、6月01日まで、ヴァーガル空港〜コペンハーゲン空港間を月・水・金曜の週3便で運航する予定です。なお、5月24日は、計15便の運航をキャンセルしております。

なお、フェロー諸島へは、現時点でデンマーク国籍保有者のみ入国ができますが、6月30日までは特別な理由がない限り外国人の入国は認められず、入国できた場合も14日間の検疫下の経過観察が課される予定です。

■ グリーンランド
49日間連続で新たな感染者が発生していません(0名)でしたが、デンマークからアーシアットに帰国したグリーンランド人の陽性が昨日判明し、現在の感染者は1名となりました。
これで累計の感者数は12名となり、首都ヌーク以外で陽性者が出た初めてのケースとなりました。死亡者数累計はゼロです。

キールセン首相は、現地時間本日5月25日に国境封鎖解除の第1段階の措置につき発表するとコメントしております。

Visit Greenlandは、グリーンランドへの旅行者の回復は、デンマークの感染拡大が早期に収束すれば最速で8月、緩やかに進めば10月、第2波等があれば12月になるとコメントを出しております。

またAir Greenlandが6月01日から、コペンハーゲン空港〜カンゲルルスアーク空港(SFJ)間を週3便で運航を再開する旨が報じられておりますが、6月01日に国境封鎖が解除されるかどうかは現時点では未定です。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。
* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。
* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。
* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。
* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。
なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマーク政府が第2段階の緩和措置について発表しておりますが、その内容やスカンジナビア航空を始めとする各航空会社の運航情報については、在デンマーク日本国大使館のホームページにてご確認いただけますので、ご活用ください。
また、スカンジナビア航空の今後の日本線の運航や乗り継ぎの可否についての詳細は、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。