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フランス [ French Republic (France) ]

フランスの国旗

国別トラブル事例集

専用電話(ホットライン)2キロ歩けば見つかるよ

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTO パリ事務所

" フランス高速道路事情

 日本人対策業務の一環として、実際にフランスの高速道路を車で走って、その実状を調査しみた結果を報告する。

 高速道路上で事故に遭ったり、エンストなどで調子が悪くなって立往生したりした場合は、車を路肩(フランスの場合いちばん右端)に寄せ、三角表示塔を立てた上で、救援を呼ぶこと になる。
レンタカーの場合、レンタカー会社自体か、会社が加入している保険会社のアシスタント・サービスがある筈で、車を借りる際にその連絡先が知らされるが、フランスの場合は、高速道路上の事故には、このアシスタント・サービスが対応するのでなく、高速道路専門のアシスタ ント・サービスが引き受けるシステムになっている。

 したがって、救援を呼ぶ場合、路肩に設置されている最寄りの専用電話からそれを呼ぶことになる。電話は2キロメートルごとに設置されている。つまり、最悪の場合でも2キロ以内に発見できる。

 なお、電話で救援を求める場合、英語が通じるかどうかは神のみぞ知るであるが、念のため必要になりそうな文句をフランス語で記しておく。

☆助けて!(オ スクール:AuSecoursl)
☆私の自動車が動きません。
(マ ヴォワチュールヌ マルシュ パ!:Ma vqiturenemarche pasl)
☆救援をお願いします。(ジュ ドゥマンド ドウ レイド:Jedemande del'aid。)
☆なぜ私の車が動かないのか分りません。
(ジュ ヌ コンプランパブールクワ マ ヴオワチユ'""ルヌ マルシュ パ:
Je neco叩rendes paspourqoimavoiture ne marche pasI)
☆私は日本人観光客です。
(ジュ スイ アン トウリストジヤポネ:Jesuisuntouristejapones。)
☆私はフランス語が話せません。
(ジュ ヌ パルルパフランセ:Je neparle pasfrancois.)
☆ともかく、できるだけ早く助けてください。
(アン ツウ カ ア レイドルプリュ ヴィトポシイーブル:
En toutcas,a1'aide Ie plusvite possible。)

 などとまくしたてれば、おそらく助け船ならぬ助け車を出してくれるだろう。救援の アシスタント・サービスが駆けつけるまでには早くても30分、場合によっては1時間以上待つ場合もあるが、気長に待つしかない。

 サービスが駆けつけると、バッテリ-あがりなどはその場で直してもらえるが、修理工場での修理を要するような故障の場合は、レッカー移動ということになる。最寄りの修理工場へ運んだ後、タクシーなどで目的地まで送ってもらうことになるが、普通そのタクシー代は保険会社が補填してくれる。とは言うものの、一時立て替え払いとなるので一定額の現金は用意しておいた方が無難である。

 なお、事故の場合は警察に連絡しなければならないのは勿論であるが、怪我人がでたような場合は、上記のような悠長なことを言っていられないので、後続の車を止めて「アプレモア ラ ポリス:Applez-moi la police!*警察を呼んでください」と叫び、一刻も早く救援を求めなければならない。"