"　日本人旅行者からの電話:「サンドニ通りのあるサロンで、1500フラン支払って中に入ったところ、何もサービスを受けないのに更に3000フランを支払わされ、そのまま店を追い出された。なんとかならないか。支払ったお金を取り戻せないか」との相談。

　当然領収書などあるわけもなく、4500フラン支払ったことを証明する手立てはないし、仮に証明できたにせよ、その金額が不当に高いかどうか証明しようがないので、高い授業料を払わされたと思って諦めるしかないのではとアドバイスした。

　サンドニ通りは、いかがわしい店が軒をならべていることで前々から有名で、いわば東京の歌舞伎町の様なところ。客から金を巻き上げるそれらの店の手口は、洋の東西を問わずいづこも同じという訳である。しかしながら、いかがわしい店が見るからにそれらしい外見をしているのも洋の東西を問わないようで、呼び込みの甘言に乗せられたり、冒険(助平)根性でネギを背負った鴨にならないように、こころして行動したいものである。"