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エジプト [ Arab Republic of Egypt ]

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エジプト カイロ / 市内で発生した「反政府デモ」の影響−続報 (在エジプト日本国大使館 発出情報)

掲載日時:2011年01月27日

情報提供:社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会

2011年1月25日、エジプト各地において発生いたしました大規模な「反政府デモ」に関し、現地時間本日 2011年1月27日、在エジプト日本国大使館 領事部より以下の注意喚起が発出されておりますので、お知らせいたします。



エジプト在留邦人・旅行者の皆様へ
平成23年1月27日
在エジプト日本国大使館領事部

デモ・集会に関する注意 (平成23年1月27日付)


1. 報道等によれば、「4月6日」運動等の政治団体が、インターネットやSMSなどを通じて、1月28日金曜日に政府に対し政治・経済改革等を求めるデモや抗議活動に参加するよう呼びかけています。
 1月28日のデモ等にかかる具体的な時間や場所などの詳細は不明ですが、エジプトにおいては、金曜日は休日にあたり、また特に正午以降はイスラム教の礼拝の日として多くの人が集まる機会でもあり、緊張が高まる可能性は否定できないため、十分な注意が必要です。

2. 治安当局は、警戒強化を継続している状況にありますが、デモや集会に関連した治安部隊との衝突は、今後も時間や場所を問わず突発的に発生する可能性があります。
 1月25日以降、カイロ中心部タハリール広場での大規模デモをはじめ、スエズ、アレキサンドリア、マンスーラ、マハッラ、ケナ、アシュート、ガルベーヤなどの各地域においてもデモが発生しており、治安部隊との激しい衝突等により、死傷者が出ています。
 内務省は、デモに対しては厳しく対応する旨の発表を行っており、引き続き治安部隊による厳しい取締りにより、デモ開催場所及びその付近は危険な状態になることが予想されます。なお、デモが発生している現場等では携帯電話が使用できない状態となる場合があります。

3. つきましては、不測の事態に巻き込まれることを避けるため、現地報道等にも注意を払い、最新の関連情報の入手に努めてください。
 デモや集会が行われる可能性がある宗教施設付近、タハリール広場及びその周辺(考古学博物館を含む。)、内務省等各省庁、議会、裁判所、大統領府等の政府関連機関、与党NDP本部(タハリール広場近くに所在)等の政党関連施設、外国公館やその他大勢の人が集まる公共の場所、駅、市場、バスターミナル等には不要不急の場合は近づかない、周囲の状況に注意を払う等、自らの安全確保に十分な注意を払ってください。
 万一、デモ・集会等に遭遇した場合には、決して近づくことなく、すぐに現場から離れてください。また、集会、デモはもとより、それに至らない混乱状況や警備の状況(例: デモ隊の集合状況、警備に当たっている警察官の動向等)であっても、これらを写真撮影することは、治安当局の過剰な反応を招く恐れがありますので、十分注意してください。


◎ 在エジプト日本国大使館領事部
 TEL: 02−2528−5910 / FAX: 02−2528−5907


※同情報は「バヒトラベルエージェンシー」より、ご提供いただきました。