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オーストラリア [ Commonwealth of Australia ]

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オーストラリア シドニー / 7月1日オーストラリア「消費税」導入

シドニーは夏時間も終わり、風に、夕暮れに、秋を感じます。4月17日、18日と2日間にかけて、ツーリズム・カウンシル・オーストラリア主催の「GST(消費税)」の勉強会に出席しました。英語で行われた事、経理に関連する事柄、用語も多くかなり難しかったので、自分がどこまで理解できたのかは不安なものがあります。2日間でわかったことを少しご紹介します。
オーストラリアの消費税は、10%で7月1日から実施されます。消費税の導入によって、シドニーやノーザンテリトリーのヘッドタックスが廃止になります。オーストラリアの消費税は、すべての物品にかかるわけではなく、消費税がかからない物品もあり、このあたりのことについては、解釈の仕方、言葉の選びかたにも関連してくるようです。表示される料金は、消費税込みになり、買い物をする際に、表示の料金に10%の税金がかかるということはありません。これは、ツアーに関してもいえることで、提示する料金は、オプショナルツアーなども、消費税込みの料金を記載しなければなりません。輸出品は、消費税がかからないのですが、海外の人にオーストラリアの旅行を売る場合も輸出にあたるということが争点になっています。仕入れの段階では、消費税を含んだ料金をホテルなり、コーチ会社から仕入れて、インバウンドのマージンには支払いが日本であれば、かからない様です。ただし、このマージンは、コミッションまたはサービスフィーと呼ばなければいけません。オプションは現地払いになると、マージンにも消費税がかかってくるため、精算は、日本で行う方がインバウンドにとっては得となると思います。この情報は、あくまでも4月19日現在での情報で、また、変更となる可能性があります。

シドニーオフィス 武末澄子