増えつづける鉄道内犯罪
掲載日時:0000年00月00日
情報提供:JNTO シドニー事務所
" オリンピックで大方の人気を博したシドニーは、アメリカなどの大都市と比較すると治安が良いとされているため、深夜になっても多くの乗客が市内の鉄道を利用しているが、最近の調査でシドニー市内の電車内で発生する事件が、夜間警備員導入後も増え続けていることがわかった。
ニューサウスウェールズ州野党自由党の調べによれば、昨年の事件発生数は464件で、夜間警備員が導入されていなかった前年の289件より増加している。これでは何のために警備員を導入したのかわからないが、警備員自体の問題は取り沙汰されていないところを見ると、車内監視や巡回は規定通り行われているようである。
州鉄道当局は昨年、実に3600豪ドル(約25億円)を費やして、午後7時以降の全ての電車に2人の警備員を乗せている。このためシドニー市民は13.9%の賃上げに協力したのであるが、前記の現状をどう受け止めているのであろうか。州運輸相は、犯罪件数の増加は、警備員による報告数が増えたのと、監視ビデオカメラの改善によるものと主張しているが、ものは言いようである。
因みに昨年の暴行件巣は330件、性的暴行は29件だった。唯一減少したのは強盗の105件(前年は154件)である。"
ニューサウスウェールズ州野党自由党の調べによれば、昨年の事件発生数は464件で、夜間警備員が導入されていなかった前年の289件より増加している。これでは何のために警備員を導入したのかわからないが、警備員自体の問題は取り沙汰されていないところを見ると、車内監視や巡回は規定通り行われているようである。
州鉄道当局は昨年、実に3600豪ドル(約25億円)を費やして、午後7時以降の全ての電車に2人の警備員を乗せている。このためシドニー市民は13.9%の賃上げに協力したのであるが、前記の現状をどう受け止めているのであろうか。州運輸相は、犯罪件数の増加は、警備員による報告数が増えたのと、監視ビデオカメラの改善によるものと主張しているが、ものは言いようである。
因みに昨年の暴行件巣は330件、性的暴行は29件だった。唯一減少したのは強盗の105件(前年は154件)である。"