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シンガポール [ Republic of Singapore ]

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国別現地だより

シンガポール / MRT空港乗り入れへ(体験乗車編)

掲載日時:2002年03月20日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

シンガポールの鉄道MRTが2月より空港駅を開業した事は先日ご報告致しましたが、今回このMRTに乗車する機会を得ましたので、ここに改めてご報告申し上げます。


MRTはシンガポールの「地下鉄」と知られておりますが、この電車が地下を走るのは都心エリアのみで、郊外に出ると地上、それも橋の上を走っております。
今回は南北線と東北線が交差するジャンクション駅であるシティーホール駅からチャンギエアポート駅まで乗車致しました。

シティーホール駅上にはスイスホテル・シンガポール(旧・ウェスティンホテル)があり、又、ラッフルズホテルやサンテック、マリーナ地区まで徒歩での移動も可能。 まさにシンガポールの中心地です。
オーチャード方面に行かれる場合には、この駅で乗り換えです。

まずは、券売機でチケットを購入しますが、買い方は日本とほぼ同じ。
券売機の上には大きな路面図があり、現在地に目印がついており、それぞれの駅名の下に料金が記載されております。
その料金を入れて、値段のボタンを押せばテレホンカード代のカードが出て参ります。
料金は大人で$1.40のみ。 このカードをもって自動改札をくぐります。

このシティーホール駅は東西線と南北線が交わっておりますので、路線とプラットホームに注意が必要です。
同じ方面でも途中で枝分かれしている路線であるため、電車の行き先は掲示板で確認します。

車両は特別に空港向けに造られているわけでもなく、シンガポールではごくごく一般的な車両が使われております。
しかし、大きな荷物を考慮して、大きな荷物が置ける棚をつけた車両を今後増やしていく予定との事。

現行は、
81cm × 58 cm × 30 cmを超える荷物は受け付けられない
となっておりますので、荷物の大きさには十分な留意が必要です。

尚、シティーホールからエアポートまでは所要時間約27分です。
エアポート駅は空港第2ターミナルの到着ホール(2階)まで連絡通路でつながっております。
駅から空港までの間には、いたる所に案内図が出ておりますので、迷うことはありません。

地下の駅から地上へは長いエスカレーターで上がっていきます。

地上に出ると駅の建物は全てガラス張りで出来ているためか、とても明るい雰囲気となります。
もちろんエアコンが効いておりますので暑くありません。

ここから第一ターミナルまでは従来通り無料のスカイトレインで移動致します。

今後、各航空会社がダウンタウンにてチェックインが出来る様、準備を進めていくといわれ、手ぶらで空港に向かう日が近づいております。

ますます便利になるシンガポールです。