昨日宣言されました「ネパール王制」廃止に関する情報をお伝えいたします。

２３９年間続いた「シャハ王朝」は、昨日 ２００８年５月２８日をもって廃止されました。
ネパールの歴史をみると、紀元前には「ゴパラ王朝」、「マヒシュパール王朝」と「キラタ王朝」があったと言われておりますが、史実としては未だ何も解明されておりません。

紀元１世紀、また２世紀から９世紀までネパールは「リッチビ王朝」に統治されておりました。このリッチビ王朝はその後「タクリ王朝」に代わり、１３世紀まで続きました。
その後１３世紀に「マッラ王族」が台頭し、１７６９年まで続きました。
このマッラ王朝時代に国が分裂し、小王国、土候国が乱立。 その中からゴルカ(グルカ)のプリティビナラヤン・シャハ王が国力を養い、１７６９年にカトマンズ盆地を征服し「シャハ王朝」の幕開けとなりました。
現在の「シャハ王朝」は１２代続いております。

今回、長い歴史のあった「王制」が廃止され、ネパールは連邦共和制に入ります。
尚、シャハ王朝が使った宮殿(ナラヒティ宮殿)は、今後博物館として一般公開される予定です。