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オーストリア ウィーン / ウィーン美術史博物館の「美術工芸館」3月01日からオープン

掲載日時:2013年03月01日

情報提供:オーストリア政府観光局

ウィーン美術史博物館の「美術工芸館」(Kunstkammer)は、抜本的な改修工事と展示フロアを拡大2013年3月01日から再び一般公開されます。
有名なベンヴェヌート・チェッリーニの名高いサリエラ(塩壺)などが見ものです。

ウィーンのリンク大通りに面して19世紀末に建てられた「美術史博物館」(KHM)は、世界有数の重要なコレクションを所蔵、とりわけブリューゲル・コレクションは世界最大規模です。ウィーン美術史博物館の美術工芸館 (Kunstkammer)には、世界有数の美術工芸品コレクションがあり、抜本的な改修工事と展示フロア拡大を経て、2013年3月01日から再び一般公開されます。
ウィーン美術工芸館の再オープンによって、ヨーロッパの最も新しく、そして重要な博物館が誕生することになります。

中世が近代に変わろうとしていたころ、ハプスブルク家の皇帝や大公などは美術工芸の貴重な逸品を精力的の集めました。自然と芸術の調和がとれた作品、最新の科学や技術を使った作品、珍しい、希少で貴重な美術品などの収集は権力の象徴と個人的趣向の表現でした。そして、このコレクションこそがこの度再オープンする博物館の基礎をなしています。

2,700平米の広大なスペースに、ほかに見ることができない2,200点以上の貴重なハプスブルク家のコレクションは20のテーマ別部門に分類され、中世末期からルネサンス、バロック期を網羅しています。金細工の作品、彫刻の傑作、ブロンズの小像、象牙の繊細な、あるいは奇怪な作品、巧妙に作られた石の器、貴重な時計や複雑な機械類など、すべたがその当時の最も優れた、著名な芸術家の手によるものばかりです。
展示品のなかには、ベンヴェヌート・チェッリーニの名高いサリエラ(塩壺)、ラピスラズリでドラゴンをかたどった杯、ケンタウロスに乗る女神ダイアナの仕掛け人形(ケンタウロスの射た矢に当たった客は、杯を飲み干さなければなりませんでした)、クルムロフのマドンナに代表される卓越した彫刻作品、繊細で奇抜な象牙細工、奇妙な「科学的」機器などが含まれ、一つ一つがそれを創った人、命じた人、集め、愛した人たちの物語を秘めています。

どの作品も、この世に一つしかない逸品であり、何世紀もの間、人々を魅了し続けてきたものです。これらは間違いなく博物館を訪れる人々を魅了することでしょう。


※ウィーン美術史博物館「美術工芸館」(Kunstkammer Wien, Kunsthistorisches Museum)
 住所: Maria-Theresien-Platz, A-1010 Wien,
 開館時間: 10:00〜18:00、木曜 10:00〜21:00
  ※月曜休館、6〜8月は月曜も開館。
 詳細: URL http://www.khm.at/ (ドイツ語、英語)