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オーストリア [ Republic of Austria ]

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オーストリア / クラシック音楽ファン必見、ミュルツツーシュラークのブラームス詣で

掲載日時:2023年08月25日

情報提供:オーストリア政府観光局

■ ミュージアムとブラームスの散歩道
シュタイヤマルク州ミュルツツーシュラークはウィーンから南西約85km、列車 Railjetに乗れば1時間半で行ける町です。ユネスコ世界遺産センメリング鉄道の終着駅でもあります。
1854年にセンメリング鉄道が完成し、ウィーンからのアクセスが良くなったミュルツツーシュラークはかつて避暑地として発展しました。

鉄道の旅が好きだった、「夏の作曲家」ヨハネス・ブラームスは1884年、1885年の夏に当地へ避暑に訪れ、計9ヵ月の間に交響曲4番および30以上の歌曲と合唱曲を作りました。
彼が滞在した家は現在ミュージアムになっており、ゆかりのピアノ、および作曲家ブラームスの人間性や交友関係がわかる多くの展示物を見ることができます。見学では日本語の解説冊子を借りることができます。

この町にはブラームスがよく散歩していた「ブラームスの道」を今でも辿ることができます。
彼がウィーンで行きつけにしていた店「赤いハリネズミ」に因んで、散歩道には赤いハリネズミの道標がところどころに設置されています。また、ブラームスや友人に関するストーリーが書かれた各立て看板には楽譜の小節が記されており、それをつなげると名曲「子守歌」になる仕掛けになっています。
ミュージアムの脇から散歩ルートが始まり、ミュージアムに戻ってくるようになっています。全長5km、所要時間2時間。森の部分は現在閉鎖中ですが、森以外の草原脇の道は平坦で歩きやすいです。
美しい緑を愛でつつ、ブラームスに思いを馳せてみませんか。

毎年9月にはミュージアムとKunsthaus Murzzuschlagで国際ブラームス音楽祭が開催され、今年は9月7日〜10日です。

※詳しくはこちら
 http://www.brahmsmuseum.at/