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アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (12/27 15:30現在)

掲載日時:2023年12月28日

情報提供:株式会社ヴァイキング

現地時間2023年12月27日にブルーラグーンが新たな休業情報を発出しました。
要点は以下の通りです。
* 12月29日まで休業期間を延長する
* 新たなリスク評価法での分析を踏まえ、12月29日に翌日12月30日以降の方針発表する。
→ 詳細: https://www.bluelagoon.com/seismic-activity

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12月27日 14:20時点のアイスランド気象庁発表情報の要点は以下の通りです。

スヴァルツエンギエリアの地殻の変動隆起は継続しており、その隆起率は12月18日の噴火の前と近い。
これは現在も地下ではマグマの増殖が続き、新たにマグマの貫入が始まる可能性が高まっていることを示しており、2回目の溶岩流出が始まる可能性がある。
現在の隆起率からすると、前回同規模のマグマが地下で溜まるまで、およそ1〜2週間はかかる。
前回のマグマの貫入は15kmにもおよび、グリンダヴィークの町を含むエリアの下で発生したが、
次回は「Stora-Skogfell」と「Hagafell」間のエリアで同様の状況が発生すると予測される。
新たなリスク表記の地図は12月29日に発表される予定である。
→ 詳細: Continued ground uplift beneath Svartsengi, Icelandic Meteorological office
 https://en.vedur.is/about-imo/news/a-seismic-swarm-started-north-of-grindavik-last-night

現在アイスランドにご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

また参考までに、在アイスランド日本国大使館より12月23日に発出された火山噴火の現状に関する更新情報をお知らせいたします。



12月18日(月) 22時17分頃、アイスランド南西部のグリンダビークから北へ3キロほど離れたスンドヌークスギーガル付近で発生した火山噴火は、12月21日からマグマの噴出が止まっている状態です。
アイスランド気象庁は、マグマの噴出は止まっているものの、マグマトンネル内には冷却されていないマグマが残っており、再度噴出が始まる可能性も否定できないことから、火山噴火の収束を宣言する段階ではないと発表しています。噴火地点付近への立ち入りは引き続き制限されておりますので、引き続き状況を注視し情報収集に努めてください。

なお当大使館はアイスランド気象庁やアイスランド国民保護・危機管理局など、あくまでアイスランド政府としての公式見解を領事メールやホームページを通じて情報提供しております。報道によれば、噴火は収束したとする専門家や有識者もいるようですが、当館としては個々の発言や見解を情報提供することは基本的になく、個々の見解に対する考えを問われても当館ではお答えすることはできませんのでご了承ください。

◎ アイスランド気象庁:
 https://en.vedur.is/about-imo/news/a-seismic-swarm-started-north-of-grindavik-last-night
◎ アイスランド国民保護・危機管理局:
 https://www.almannavarnir.is/
◎ アイスランド捜索・救助隊:
 https://safetravel.is/eruption-in-reykjanes/
◎ ケプラビーク国際空港:
 https://www.isavia.is/en/keflavik-airport
◎ ブルーラグーン:
 https://www.bluelagoon.com/seismic-activity

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※参考:
* アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (在アイスランド日本国大使館発出情報)
 https://www.otoa.com/news_detail.php?code=40040

* アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (12/19 15:00現在)
 https://www.otoa.com/news_detail.php?code=40036