クイーンズランド州の世界遺産
オーストラリアの国内に14ある世界遺産のうち、現在、クイーンズランド州には5つが存在しています。
太古の地球の環境を知る貴重な痕跡を残すオーストラリア大陸にあって、豊富な自然を擁するクイーンズランド州は、世界のエコツーリズムのリーダー的存在でもあります。
グレートバリアリーフ (Great Barrier Reef)
小さな珊瑚無視が数万年かけて築いた、全長2,000kmにも及ぶ珊瑚礁群。
400種の珊瑚虫と1500種の魚が棲むという生物達の楽園です。
グレートバリアリーフには、1000あまりの島々が点在し、うち約20島がリゾートアイランドとなっています。
日本から一番近いグレートバリアリーフへのゲートウェイシティはケアンズ。
クイーンズランドの湿潤熱帯地域 (Wet Tropics of Queensland)
1億3,000万年前の原始の植物がそのまま存在する最古の森の1つで、ケアンズ北のデインツリー国立公園内では、恐竜時代から変わらぬ貴重な植物を見ることができます。
フレーザー島 (Fraser Island)
面積16万3,000ha、南北123kmの世界最大の砂の島。 70万年かけて成長し続けてきた島では、大木が連なる降雨林や淡水湖のほか、ディンゴや200種を超える鳥類も観察できます。 フレーザー島へは、ブリスベン北約300kmのハービーベイの町よりフェリーで45分。
中東部オーストラリア雨林 (Central Eastern Rainforest Reserves - Australia)
ゴールドコースト南西部にあるラミントン国立公園をはじめとする6つの国立公園と4つの自然保護区を含み、樹海、洞窟、滝など変化に飛んだ景観の中、1haに100種もの植物が生い茂り希少種の鳥も多く飛び交じっています。 スプリングブルック国立公園にある洞窟、ナチュラル・ブリッジは、青い光が美しい土ボタル観察で有名です。
リバースレーの哺乳類の化石発掘地域 (Australian Fossil Mammal Sites --- Riversleigh)
世界有数の哺乳類動物の化石群。 広範囲に和たる化石の堆積物は、200万年以上に及ぶ哺乳類の進化の記録であり、また有袋類のライオンや肉食カンガルー、タスマニアン・タイガーなど珍獣が存在した証でもあります。
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