ユネスコ世界遺産「コロニア・デル・サクラメント」その2
観光ポイントその1 --- 「シウダデラ門」(又は、「カンポ門」)
「歴史的街並み」の散策のスタートは、やはりここ「シウダデラ門」がふさわしいでしょう。
現在ご覧いただける門は、1968年から3年間かけて再建されたものです。城壁を良く見ると銀色に光る釘が所々に打たれているのがわかりますが、その釘から下の部分がこの壁が建てられた当時の1700年代中頃の壁、釘から上の部分が1968年以降に再建された壁となります。
濠に掛けられた橋と「シウダデラ門」が、唯一「コロニア」へ通じる入口でした。門の外には、荒涼とした荒れ野が広がっていたといいます。コロニアの所有権戦いは、この門を巡る戦いでもあったのです。100年間にわたる戦いの期間、「コロニア」を守り続けたこの門は、戦いが終わった後の1859年にその役割を終え、城砦とともに取り壊されました。平和で繁栄・拡大し始めた街には、この門は無用の長物でしかなくなったのです。
当時門に使用されていた石材は他の建築に転用されました。これが後に門を再建する際に大変役立ったといわれています。1968年から再建工事が始まったこの門には、ごく一部を除きほとんど当時の資材が使われているといいます。
観光ポイントその2 --- 「サンティシモ・サクラメント教会」
今でこそ強固な砦を思わせる造りの教会ですが、1680年の建設当時は藁葺き屋根の小さな木造の教会でした。1699年に石造りに建て替えられ、その後何度か改修が行われています。
現在の建物は、1808年にスペイン人の著名な建築家 トーマス・トリビオによって建てられたものを基礎とし、1957年に再建されたものです。
教会とは思えない厚い壁や小さな窓等が、この教会のあった「コロニア」の歴史を語っています。
観光ポイントその3 --- 「ススピラスの小道」(ためいきの小道)
ポルトガル人によって造られた小道は、雨水が流れる様に中央がくぼんだ石で作られた石畳です。
小道の周りには、ふとももで型を取り焼いたとも言われている丸い瓦の屋根、当時のポルトガル人の身長に合った小ぶりな出入口、低めに作られた窓といった特徴を持つ建物が建ち並んでいます。
ここ「ススピラスの小道」(ためいきの小道)の名前の由来は、小道に娼館があり兵士たちが娼婦の香水の香りにためいきをつきながら通ったからだといわれています。
観光ポイントその4 --- 「マヨール広場」(プラサ・マヨール)
「歴史的な街並み」地域で一番大きな広場が、ここ「マヨール広場」(プラサ・マヨール)です。
要塞があった当時、この広場は兵隊の集合や教練に使用されていました。現在は市民の憩いの場となっています。
この広場の周辺には博物館やホテル、カフェテリア等が並び、まさにコロニアの中心といえるでしょう。
観光ポイントその5 --- 「サン・フランシスコ・ハビエル僧院跡」
1683年に建てられた「サン・フランシスコ・ハビエル僧院」は、1793年に火災で焼失し廃墟となってしまいました。
現在、その廃墟となったままの姿がご覧いただけます。
観光ポイントその6 --- 「灯台」
「コロニア」のランドマークともいえるこの「灯台」の高さは34m、中には110段の螺旋階段があります。
1845年から建設が始まりましたが、途中戦争で中断。1855年に工事が再開し1857年に完成しました。
現在もコロニアの港を守る灯台として、重要な役目を果たしています。
※オープン時間: 毎日 11:30~16:30 (休館日なし)
入場料: 15ペソ
詳しくはOTOA事務局までお問い合わせ下さい。
尚、公序良俗に反するものや営利行為、その他当サイトの趣旨に 著しく反するものは、掲載掲載出来ませんので予めご了承下さい。
- 【 お問い合わせ先 】
- 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 事務局
TEL: 03-5470-9501 E-mail: mail@otoa.com
- ●外務省提供
- ●観光庁提供
- ●厚生労働省 検疫所情報
- ●国土交通省航空局 提供