ナスカ 謎の地上絵 / インカのタイムカプセル・・・クスコ
ナスカ謎の地上絵
ペルー南部に広がる砂漠地帯「ナスカ大草原」に描かれている謎の地上絵は、何の目で、又、どのように描かれたのか大きな謎のままです。
どう見ても、滑走路としか思えないプラソレータと呼ばれる三角形の台状の図形、でこぼこの大地に数十キロにわたって厳密に引かれた直線、少なくとも30を数える巨大な動物の一筆書き模様や渦巻き模様を含めて、無数の幾何学模様など、このナスカ大草原に残され地上絵は全部で200を超えています。
機上からはまさに未知との遭遇を思わせます。
古代芸術作品のスケールは大きすぎて、全部の地上絵を見切れるものではありません。地上絵は、1939年にアメリカ人のポール・コソックが飛行中に発見するまでは誰にも知られておりませんでした。描かれてから約1500年もの間ひっそりと砂漠に眠っていたのは、絵そのものがあまりにも大きすぎて、地上からでは全く識別できないからといわれ、そのスケールのあまりにも並外れたことから、飛行機でしか全体を確認する方法はありません。
又、この「未知の遺産」を保護するために献身的な努力をして、ついにナスカを「考古学地域」として政府に認めさせたのが、この地上絵の研究者として有名なドイツ人、マリア・ライヘ女史(故人)です。女史は、この地上絵は天文学や暦に関連して描かれたとの説を立てている一人です。
インカのタイムカプセル ・・・ クスコ
かつてインカ帝国の首都であったクスコは、アンデス高原の山々に囲まれた盆地の中にある。海抜3326メートル、街全体が茶色を帯び、落ちついたたたずまいを見せています。
山高帽をかぶり、カラフルなスカートを幾重にも身に着け、赤ん坊を背負ったインディオの女。ポンチョを着込み、無表情で街角にたたずむ男たち。インカ時代の石畳が続く坂道。アドベ(日干しレンガ)と石積みの組み合わせ。不規則に並べられた赤い屋根瓦と抜けるような青空。道端いっぱいに果実や野菜を並べて客を待つ寡黙なインディオ。自分の背丈より大きいリャマを追う少年 …
クスコの街は、人間と風俗、自然と動物が一体となって、西欧文明にも植民地文明にも侵食されることなく、ひたすら彼らの伝統的な生活が守られ続けています。
クスコの街の観光は、アルマス広場が中心となっています。
まず、建物を構築する石材の大半にインカ時代の石をそのまま利用したといわれる大寺院(Catedral)、最も優雅なインカ的建造物である太陽の神殿=現在のサント・ドミンゴ寺院(Coricancha)、華麗で優美な説教壇のあるサン・ブラス寺院(Iglesia San Blas)などが主なものですが、ここで見落としてはならないものが、アルマス広場から大寺院の脇を入ったハトゥンルミヨク通り(Hatunrumiyoc)にある石積みです。
12面に刻んだ石を剃刀の刃も差し入れることができないほど精巧に積み重ねてあるこの石積みは、現在その上に立つ宗教博物館の礎石を兼ねておりますが、そもそもはインカ帝国第6代皇帝インカ・ロカの宮殿跡で、当時まだ鉄を知らなかったインカの人々がいかにしてこの石を削り、積み重ねたかは未だ謎となっています。
また、広場から太陽の神殿に通じるローレット通りの石積みも見事なものです。
詳しくはOTOA事務局までお問い合わせ下さい。
尚、公序良俗に反するものや営利行為、その他当サイトの趣旨に 著しく反するものは、掲載掲載出来ませんので予めご了承下さい。
- 【 お問い合わせ先 】
- 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 事務局
TEL: 03-5470-9501 E-mail: mail@otoa.com