ティティカカ湖 / アレキパ
世界で最も高い湖 ・・・ ティティカカ湖
クスコからプーノへは、列車の旅がポピュラーです。
プーノまで381kmを約12時間で走るこの路線はいわゆる高原列車で、左右の車窓にアンデス高原特有の風景が広がるのを見られるのが楽しみでもあります。
樹木が全く生えてない黄色味を帯びた広漠たる高原台地アルティプラーノの彼方に、雪をかぶったアンデスの山並みが見える夢幻的な風景の中を列車はゆっくりと走って行きます。
やがてこの路線の最高駅、4,319メートルのラ・ラーヤ(LaRaya)を通過。この峠を境にプーノまでが下りとなり、今まであえぎあえぎ登ってきた列車は、一気にスピードを上げてきます。
ティティカカ湖は東西に194キロ、最大幅65キロ、面積8,100平方キロで、その大きさは琵琶湖の12倍もあります。そして湖面のほぼ中央をボリビアとの国境が走っています。
世界一高い所にあるティティカカ湖(商業船が運航している湖として)のほとりに開けたプーノ市は、海抜3,827メートル。カヤオ高原台地に広がるボリビアとの国境の街です。街中にはこれといった見どころはありませんが、観光のポイントとしては、ティティカカ湖に浮かぶウロス島と近郊のシルスターニの遺跡があります。
ウロス島へはプーノ港から8キロ、小さな船外機を付けたボートで約40分、ティティカカ湖に自生するトトラ(あし)を湖面に積み重ねて作った浮き島で生活するウロス族を訪ねてみてはいかがでしょう。ここはトトラーレス・デ・ウロスと呼ばれ、約50の浮島に2,000人ほどのウロス族が住んでおり、昔と全くかわらない生活を送っています。
観光はそのうちの一つの島のみ可能で、この島全体で約250人のウロス族が共同生活を営んでいます。人々は主に「ちは漁業」(ティティカカ湖でとれる小魚)で生計を立てているようですが、最近女性たちは主にこの島を訪れる観光客にみやげものを売って収入を得ているようです。
プレインカ(ファントン・クヤ時代)、そしてインカ時代の王や貴族の墓(チュルパ)だったというシルスターニ遺跡(Sillustani)はプーノ市から28キロ、車で約40分の距離で、街からさらに登るため、海抜は約3,900メートルもあります。
上部が広がったティアワナコ文明時代の儀式用のコップ「ケロ」を型取ったこのチュルパは、高さ6~7メートル、直径2.5メートルほどあり、全体で100基くらいはあるといわれていますが、原型をとどめているものは6基のみです。これは、ウマヨ湖(Umayo)を見下す台地の上に立っています。
ペルー富士が見える美しい街 ・・・ アレキパ
南部ペルーの都市 アレキパは、「白いまち」の異名通り美しい清潔な街です。
街には、付近で産出するシジャールという白い火山岩を使った建物が多く、この石で建てられた教会も見ることができます。茶色一色のクスコの街とは実に対照的なカラーです。
この街からは、ペルー在住の日本人の間でペルー富士と呼ばれているミスティー山(5,835メートル)を中心に、右にピチュピチュ山(5,670メートル)、左にチャチャニ山(6,075メートル)の3山を仰ぎ見ることができます。又、この街もプラザ・デ・アルマスを中心に広がっています。
市内の観光ポイントとしては、アルマス広場付近のサンタ・カタリナ修道院(Monastery of Santa Catalina)があります。1579年に建てられたというこの修道院は、1968年まで尼さんたちの厳しい宗教的生活が営まれていた場所ですが、1974年一般に解放され、現在では入場料を払って見学できるようになりました。
街外れには、現在も昔のままの状態で使われているインカ時代の石積みの段々畑や、かんがい用の水路などが見られるほか、美しいミスティー山を背景にしたのどかな田園風景を楽むことができます。
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