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首都タシケント (Tashkent、ロシア語表記 Ташкент)

ブロードウェイ通り

人口２００万人以上、「人種のるつぼ」という言葉がまさにあてはまる、国際色豊かな街、それが首都『タシケント』です。
市内のバザールを散策すれば、金髪が特徴のスラブ系ロシア人、顔形が日本人に似た東アジア人、伝統的衣装を身に着けたウズベク人、トルコからの出稼ぎに来た人等々、様々な人種の人に出くわします。
尚、タシケント市内は、旧市街と新市街に分かれています。

【新市街】

新市街はティムール広場を中心に、道は区画化されビルが建ち並び、近代的な印象が強くなっています。こんもり茂った大木の下に、ティムール王の像が悠然と佇む構図は残念ながらもう見られません。つい昨年２００９年１１月に公園の木々が全て伐採され、今はただただ広いだけの公園となってしまいました。
ドラスティックに様変わりして行くのが、この新市街の特徴です。

以前のティムール広場
以前は、このように像が大木に
覆われるほどでした

現在のティムール広場 - その１
伐採により、後のホテルが
丸見えとなりました

現在のティムール広場 - その２
大木もばっさりと
切られてしまいました

第二次世界大戦時にこの地に抑留された日本兵が造った「ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場」、日本人抑留者が眠る「日本人墓地」もこの地区にあり、日本とゆかりの深い場所でもあります。

ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場

日本人墓地

【旧市街】

チョルスー・バザール

一方、旧市街は古くからの町並みをそのままに、細い道が迷路のように入り組んでいます。活気溢れるチョルスー・バザールでは、香辛料やドライフルーツ、季節の野菜や果物が山のように積み上げられ、愛想のいい売り子たちが元気に声をかけてきます。

また、中央アジアのイスラム教本庁が置かれた「バラク・ハーン・メドレセ」や、金曜の礼拝に欠かせない「ジュマ・モスク」もこの地区にあります。タシケントの宗教施設のほとんどは、何らかの改修が加えられているため、非常に整然としています。このような施設が街中にあり、多くの都会の人々が訪れる姿からは、ウズベキスタンの人々がイスラムの信仰を大切にしていることが伺えます

バラク・ハーン・メドレセ