博物館都市 ヒヴァ (Xiva、 ロシア語表記 Хива)
「博物館都市」と呼ばれている町が、ここ『ヒヴァ』です。
町の中心が二重の城壁に囲まれて、20の「モスク」、20の「メドレセ」、6基の「ミナレット」という見どころのいずれもが、すべて内側の城壁(イチャンカラ)内にひしめきあうように建てられています。
そんな小さな町でまず目に付くのは、もっとも高い尖塔「イスラム・ホジャ・ミナレット」でしょう。 高さ45mのこの塔は、壁面を装飾する青色のタイルが上へ行くほど濃い青色になっていますが、これは実際よりも高く見えるよう、外観と併せて遠近法が上手く用いられているためです。
また内側の城壁の西門をくぐると、水色のタイルで覆われた「カルタ・ミナル」がご覧いただけます。 大変鮮やかな色の塔ですが、工事が未完成のままで終わってしまい、高さも26mで止まっているのがとても残念です。
サマルカンドなどの町に比べると、レンガで造られた茶色の建物が多く、派手な印象はありませんが、建物一つ一つの装飾、イスラム建築独特の柱の多い内装、建物の歴史的意義など、それぞれが奥深い魅力に溢れ、ここが一番印象に残ったという旅行者が多いのも納得です。
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